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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

カゴ付けなんだが 着脱式? その1



 こんなカワイイ籐のバスケットをもってこられて、自転車につけられますか?と言われれば、まあつけられるでしょうと応えます。

 カゴ付けはクリエイティブ、これは何度も今まで言ってきたことで、実際に星の数ほどある自転車に、星の数ほどあるカゴを取り付けるんですから、それはもうクリエイティブにならざるを得ません。

 決まった自転車に、決まったカゴを決まった金具で取り付けるなんてのは、ただの作業であって、クリエイティブでも何でもありませんがね。

 とまあ、そんなことを標榜しつつ、実際に色んな自転車に色んなカゴに取り付けてきたんで、もしこのカゴをもってきて、ある自転車に取り付けてほしいといわれれば、できるか否かは結果的にはやってみたいとわからないながらも、高い確率での可能性と自信をもってお引き受けするでありましょう。

 と、ところが・・・なんですが。

 今回のご依頼は、ちょっと難易度が高いものでありました。このカゴをとある自転車に着脱可能の状態にして欲しい、ということなんであります。

 カゴを着脱可能にするということは、通常のように取り付けて終わりというのではなくて、用途によっては自転車から外し、そしてまた戻せるようにするということであり、いわれなくてもその行程はできるだけ簡素なものでなくてはダメで、工具を使うなんてことは論外・・・ということを意味するんであります。

 はじめての依頼に、一つヒントをいただきました。

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 こういうカゴ着脱のためのパーツがあるので、ぜひ使って欲しいということでした。こいつをカゴの下に取り付けると、元々車体に付いているキャリアにワンタッチで噛ませることができるというパーツなんですね。

 ただ弱点があるのは、このパーツの説明書に「本パーツのみでカゴを取り付けないで欲しい」ということが書かれている。到底本パーツだけでカゴを必要にして十分に留めることはできないので、かならず補助が必要ですと書かれている。

 なんだよ、こいつだけじゃあ、ダメなのね・・・、でもご指定なんで取り付けるだけは取り付ける。

 籐のカゴなんて編まれているので、取り付けの穴なんてもんは一点にきれいに決まるわけがない・・・こういうときは。

 DSC_0004_convert_20200902131251.jpg

 こういうような簡易な型紙を使ってやるのがいいかもね、そんなこんなで型紙に沿って、穴を開けるというよりも、籐の繊維をずらす、というやり方で取り付ける。

 DSC_0006_convert_20200902131242.jpg

 穴に従って、長めのボルトをしたからさして、それに取り付け、締め込んで、少し籐を潰す形で場所を決めて、取り付けていく。平らな板とは違って、工夫が必要ね。

 DSC_0007_convert_20200902131232.jpg

 まずはカゴの底に指定のパーツは取り付けられ、そしてこのパーツが下のキャリアを二点で挟んだり、外したりということができるようにはなったが・・・、ただそれだけでは強度が弱すぎる・・・。

 ここからが問題なのだ。

 自転車に取り付けることを想定されていないカゴや箱を自転車に取り付けるためには、そして着脱を可能とさせるためには、すでにそれなりのパーツが実はあるのは知っていた。

 取り寄せてみると

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 こんなのが来た。なんかデカくてプラスチック感満載で・・・げんなり。

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 まずこいつをカゴに取り付ける、挟み込むようにして取り付けるんだろうな。

 そして、

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 自転車側のハンドルに、こいつを取り付ける・・・、これももろプラスチック・・・。

 依頼してくれている方は、何かとセンスがいい・・・、自転車見ればそれはわかる・・・。そういう人が一番嫌うタイプのパーツであることは、届いてからひと目でわかる、これをどう隠してどう取り付けるか?なんて隙きを伺っていたんだが、まあこいつにその手の工夫の隙きはなさそうだ。

 では全く別の何かを考えないといけない・・・。

 途中で黒板を建てる鉄枠を利用するはめ込み式なんかも考えたり、色々したが、まあ頓挫。無理矢理はできても、センスよくというとなると、難問だ。

 いやー困った・・・。

 下だけ例のパーツで取り付けられたカゴを見ては、金具を想定し、想定しては取り消し、また別の手を考えを繰り返している内に・・・、全く別の発想が飛び込んできた。

DSC_2114_convert_20200902131221.jpg

 こいつなんであります。わかります?

 裏は・・・、

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 余計わからなくなったかな?こいつは磁石なんであります。それも超強力磁石というというやつね、別名ネオジウム磁石ともいうらしい。実際によく付く、というか強力すぎるというくらい・・・。

 まずは、くっついた面の正面から引っ張っても取れない、マジで引いても取れない、ひねらない限り取れない、そのくらい強力なんでありますよ。

 値段はそこそこします・・・が。

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 こいつをこのカゴつけ金具に、取り付けられないか?

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 金具の穴を8ミリにして、8ミリのボルトを通して、

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 このように二個、超強力磁石を二個金具を台座にして取り付けることができた。厚みが二十ミリ弱あるので、これもまた下を指定パーツで決められたカゴとの距離を埋めるのに大変いい厚みなのであった。

 そして、

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 色も銅メッキものの金具をカゴに取り付ける。ここが磁石と接着面となるので、平ネジを使うが、平ネジのビスは星の数ほどあるが、平ネジのボルトというのがこれまた少ない・・・、たまたまあった当店内の平ネジボルトが役に立った。

 これでカゴ側に鉄のプレートが付いて、さて、強力磁石との接着と、下からと指定パーツとの相性はいかがなものか・・・?

 ちょっと長くなるので、続く・・・だな。

 次項へ

 続く・・・
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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