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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

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舐めちゃあいけない



 意外と浅いのかな?ステムのキャップボルトが舐めてしまった、という依頼。

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 四ミリ・・・ここはトルクをかけるところでないので、それでも悪くはないが、六角が小さいと、やはり舐める確率は高くなる。

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 自分でも開けようとした形跡はある。キャップは諦めて、ボルトだけを抜こうとして格闘したあとね。なるほど・・・。

 色々やり方はあるだろうが、まずはケミカル上の正攻法・・・、まあ正攻法というと壊さずに開けられないか?ということを考える。

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 これは、舐めたネジ山に垂らすと抵抗が増えて、回る確率が上がるという、ケミカル。

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 で、こいつは四ミリのレンチなんだが、縦筋が入って、舐めた六角にも多少対応できるとうたわれているもんだが、これと合わせ技でどうか?

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 ジャキジャキいう感じの重くてドロっとしたゲル状のものがでてきたんだが・・・。どうも六角の穴が浅すぎて、レンチも何も全く立つ気配がない・・・。
 
 作戦を変えよう。持ち主が奮闘して作った、横の平行溝筋・・・、こいつを利用しよう。

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 こいつは、噛み付きの歯の構造で、よく頭の取れたネジなどをしっかり掴んでくれる、掴んで回しながら取る、そのための専用工具、その名をネジザウルスという。まあよくできた工具に違いない。

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 若干溝を使って、ネジの頭はつかむんだが、こいつを回すだけのトルクをかけると、さしもの噛み付きも外れてしまう。

 こいつもダメか・・・。

 なれば、もう壊しながら取るしかあるまい。

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 持ち主が引いた平行溝をより深く長くするようにしながら、抜くネジの形を四角に整形していく。

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 そして四角くなった平ネジを回すために周りを薄く肉抜きしていく、強い回転力を持つ工具なので、モーターにもっていかれないように、気をつけないと。

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 四角の平ネジをモンキーで掴んで、横に回していく。肉抜きをしたもんで、工具も少しずつ、回していける。

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 外れた・・・、何とかね。

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 肉抜きされたキャップに、四角く削られたボルト・・・。

 まあ、何とか外せました。他に、ここにドリルを立てて、逆ネジを切っていくという方法もなくはないが、ボール盤を使わずに、まっすぐドリルを入れていくことの難しさ。一定以上深く入れていかないと、逆ネジヘリサートも入っていかない・・・。実に難しい施工ともいえるね。

 ということで、舐めちゃあいけない・・・、と言っても舐めてしまうのが、この手のボルト類・・・、重層的な形で、こうしたネジ類に対する対策をもっと分厚くしていかないとね・・・と思うこの頃なのである。

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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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