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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ハンドル変えますか?!

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この状態で、引き取ったということで、これはもうこれで完成形・・・とも思えますが・・・。

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控えめのブルホーンが付いていました。簡素なブルホーンというか。競技性のまったく感じない形ですね。これはこれでこの車体にあってはいると思いますな。

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 ギドネットも付いて、なんか当店がやってもおかしくはない施工にも思えます。既視感というかね。

 ただ、ハンドルの形状というだけでなく、乗っている方のポジション感にちょっと合わない、なんか違和感があるというので、この辺を弄ることに。

 ご自分のポジションはだいぶご存知のようですね。と言っても厳密には時々刻々変わっていくのがポジションなんですが、大まかの好み、それ以上についての知見をもっておられるように感じます。

 その他自己独自の身体感覚というか、身体イメージを強くお持ちの方もいるようです、中には、んん?と思う方もいらっしゃいますが、そういう方には、そういう方主導で、ポジション出しをしていただくのがいいかと。

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 今回の一番の肝がここ。ステム10ミリ出し。エエ?たったの10ミリ?なら我慢できんじゃない?と思う人もいると思うし、実際そのくらいの長さなんて、どうにでも吸収できてしまうという方も多くおられるでしょう。

 ただ、この辺を極めて、細かくセッティングしていくと、この10ミリの差はデカイ、と思える方もいるんですねえ。

 まあ、そうなって来ると、先のように指摘した、実はポジションは時々刻々変わる、というのが極端ではあるが、なんとなく理解してもらえる域にいる方々ともいえる。

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 そしてハンドルは完全フラットタイプ。全くどこにも曲線がない、鉄棒のようなフラットバー。日東さんです、こういうものを愚直に作り続けるなんてとこも、老舗の強さとでもいいましょうか、と同時に、旧式形状と斬新な規格を取り混ぜる、例えば31.8のランドナーバーとかもシレッと作ってしまう、生き残り戦略としてやっているように思えます。

 自転車始めた人には、斬新なものだけで別にいいんです。ところが十年とかやり始め継続してくると、もっているパーツ、使っているパーツ類に規格のズレなどが起きてきたり、好みなどもちょっと定着しながらも、新しい形状や規格ものなんかにも興味を持ってみたり、試してみたくなったりと・・・。

 とまあ、色々あるわけです。つまり新旧の間にいるという人が、実は大半なんだな。そして新には厚みがないが、旧にはすごい分厚さがあるというこのアンバランス。それこそ五十年前の規格を後生大事に乗っている人から、その十分の一、五年前の規格で乗っているの人もいる。

 ね、実はほぼ大半のサイクリストというのは、それまで温めてきたポジションや、長年の好みや、ゆっくり変わっていく嗜好や、乗り方の変化、ジャンル横断的変化、そして老化や健康状態の変化などの晒されており、それらをゴソッと引きずりながら、自転車に乗り続けている、といっていいでしょうね。

 そういう人にとっては、新参メーカーが斬新なものをポッと作って、業界の話題を一気にさらい、一時ブームを作って、そして短期間に雲散霧消してしまうなんて現象には、仮に表面上の興味は取られることはあっても、深入りもできず、人によっては自分は切り捨てられているように感じるではないかしら?まあ、どうせ古いよ、俺には関係ねーな・・・と。

 それからすると日東さんなんて会社は、考えれば、ありがたいよね。旧式のスタイルはしっかり持っています、イヤ、今は彼らが守っている、とすらいえるかもしれませんな。日東さんが作らなくなったら、絶滅する・・・、そうしてものだらけ・・・ともいえるでしょうし。

 と同時に、新規格ものとのコラボ、ハイブリッドなんてもんも作ったり自ら企画したりしているようですね。

 これは、企画会議でも揉めただろうなあ・・・とか、これは思い切って断行したなあ、こういう形で旧式の継続を狙っているのか?と、作られている製品からその成立過程が溢れ出てきているような感じられるのは、店主だけではないはず。

 他のハンドル、ステム屋にそんなものづくり感じられます?皆さん新規開発、次世代規格先取りゲット!にはだいぶご熱心であられると思いますが・・・。

 話をフラットハンドルに戻します。

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 店主の好み・・・というよりも、多分身体的特徴・・・からなのか?長い間フラットバーを握るのは不得意なんであります。つまりフラットバーでの長距離はダメ・・・。

 でも、そんなに長くないなら、もちろん大丈夫。なので、車種によるますね。どうも手が横ものを握るのが苦手で、縦ものを握るように店主の体はできているんだと思います。

 懸垂も横棒一本でやるよりも、縦棒二本でやるほうが断然やりやすいですし。

 なので、好みと身体的特徴と、用途によってハンドル形状は選択できるということであります。

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 テクトロのちょっとおしゃれな、ブレーキレバー。一見華奢ですが、使えます!


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 ビリオンというブランドの、ローフィニッシュものですね。

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 前シングル、

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 リアもシングルの完全シングル仕様です。

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 あれ?このサドルは?

 ア、あったのを使っています。なるほど、10ミリのステムにこだわるわけだ。

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 フラット化完成。

 これはこれでの一つの完成形でもある、というスタイルに落ち着いた。暫しこれにて。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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