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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

重い自転車には



 チューブ交換の依頼が来たんだが、この自転車は実に重いんです。

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 電動自転車なんで、重いんですが、こいつはまたさらに重い、フレームが重いから?よくわからないがとにかく重い。これの利用者の大半が子育て中の女性という、これ本当マジで持てるの?という重さです。

 異常すぎ・・・じゃない?とすら思えるほど、重い。

 それを後輪を外さないといけない、チューブ交換をすることになった。後輪を外すとなると、同時にスタンドも外さなければならなくなる、ということは、自転車は自立しなくなってしまうんですね。

 となるとどうするか?

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 こういうスタンドのようなものを使って、自立させる。

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 シートステーの下に横棒を挟み込むようにして立たせるんですが、重い自転車をやると、だいぶ不安定なんですね。

 というのも、15ミリのボルト外したりするのはかなり力がいるので、その反動で、ひっくり返ってしまったりするんですね。これだけ重いものがひっくり返るのは、非常に危険でもあります。腕を入れている最中にそういうことが起こると、チョットした怪我にまで発展するかもしれませんね。

 そこで・・・、何かもっといい方法で、自転車を立たせることができないか?

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 実は昨年屋根をかけた時、ウィンチを取り付けたんですね。二階に荷物をあげる際にこれを使おうと思いったんですが、これ利用できそうですね。

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 こいつを床までおろしてきて、それをシートステーに絡ませて、釣り上げる。

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 わかりにくいかもしれませんが、これで一応浮いているんです。はい、そうすれば不安定ながら、これで施工も可能になります。

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 やっぱりひっくり返りますね。でも、静かにひっくり返りましたんで、危険性はありません。倒れるようにひっくり返ると危険ですが・・・。

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 なので、縄のかけ方を変えました。これでひっくり返るようなことは起きませんでした。これ今後使えますね・・・。

 そして、この釣り方の工夫にもう一つ今回の工夫があります。

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 さて、車輪を外そうとすると、この内装三段のキャップを外さないといけないんですが、こいつはプラスのボルトで取り付けられています。

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 ところが、子乗せの足乗せとの距離があまりに短すぎるので、手持ちの最短のドライバーでも入りません。最悪、足乗せを外さないといけませんが、そのためにまた数本のボルトを外さないといけません、非常に面倒くさい。

 そこで、工夫、工具作るか・・・。

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 まあ、あまり使われていない、クズ系のプラスドライバー、こいつを使おう・・・。

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 炙るほどではないところで、トリャ!とばかり曲げる。こいつを・・・

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 多少癖が出ますが、そんなにトルクのかかっているボルトでもないので、ちょっと指添えて、力を逃さないように回すと、外れました。

 ここが外れると、15ミリのフィキシングボルトが外れ、共締めものが外れ、後輪を外すことができましたとさ・・・。

 こういう、ほぼ市販されていない工具を、こんな感じで作っておくと、ちょっと痒いところに手が届いて、時間短縮とかにも結びつく。

 パンク修理はタイヤ交換は、決して面白い仕事ではない、クリエイティブでもないんだが、こうしたちょっとしたことの積み重ねで、少しはマシな仕事にもなることもある。

 やっぱりどうせやるなら、楽しくやっていきたいもんだよね、どうせやるならよ。





 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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