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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

トレック実験 謎コンポ マードンナもんでしょ?



 たまにこういう車体が舞い込んでくることがあります。ご縁・・・と言うんでしょうか。なんで当店なんだろう?と思うことも暫し。

 託される方の心情、慮って余りある。

 といって、そのままにしておくのも、乗れる車体ですから。しっかり乗れるようにしましょう。それも、より先の未来に貢献するような形で・・・とちょっと大げさ。

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 トレックの最高峰モデルの、マドン。あのあたかも一人でお騒がせしたように人身御供として、自転車界を永久追放にあったアームストロング船長も後半に乗っていたはずというモデルです。

 こいつ乗ってみるとまあ、もうフレーム自身としての進化はこれ以上はないんじゃない?とおもえるかな?当店にあった、今や古潤のセカンドバイクとなっているFUJIのSSTも、あれもう十年は経っていますが、フレームとしての進化はトップクラスなんじゃないか?と思いますな。

 だからか・・・、今更ながら、フレームにもコンポにも影響を与えるディスク開発にシフトを切ったというのはね。

 今年もガン無視でしたが、遅れ馳せツールをやったようで、その車体の殆どが、ディスクだったようですね。複数いたであろう選手の声は封印。まあ、オリンピックも、ツールももはや企業イベントなもんで、企業ファーストは暗黙の了解でしょう。

 もちろん、ディスク化の選手にとってもメリットもあるということは十分認めた上での話ですが。なので、臆面もなく選手ファーストなんてことはいわんでもらいたいね。そうそう楽車が多かったらしいじゃない・・・。

 そう思うと、機材を限定した上で行われている競輪というものの価値も、再評価していいんじゃないか?なんて思ったりもする。

 まあ、競輪がなかったら、絶滅してもおかしくはないものだらけ。下手すれば鉄フレームだって・・・どうなったかわからない。

 もちろんあれじゃあ、自転車部品の製造メーカーはもうからないか・・・。とはいえ、ツールなどが開かれると、雑誌などが挙って機材特集といって、あれはまあ、プロトタイプなんかを見て消費を喚起する露骨な企画だろう?

 その間ってーのがないのかね?

 何が言いたいのかわからなくってきそうなんで、例えばあるタイプのレースは機材限定がはいる、ちょうどアワーレコードがメルクス時代の鉄自転車のノーマルホイールと限定されたように。鉄フレームと手組みホイール、変則8速以内限定とかのレース。これをシャレじゃなくて、マジでやるとか・・・。

 メカニックが大変か・・・。

 一定の完成度が出た機材なら、それ以上新しくしないで、消耗品等を補充する形で、営々と続ける。メリットは・・・、新旧選手の実力差がわかりやすい、ということと、そんなレースがそれなりの影響力をもってくると、素人衆にも製造パーツの選択肢の幅が増えるだろう・・・。

 一強大メーカーの思惑に、伝統ある競技が右往左往しなくても良くなるんじゃないか?

で、このトレックは78デュラのオールで組まれていた、

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 お決まりのボントレガーカーボンホイールだが・・・、

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 78のブレーキが付いている。これ出たて評判が良かったよね。ディスクじゃなーい!

 ところがなんだが、元々はTTバイク用に作られていたんで、ハンドル周りがエライ専門的な仕様なんだよね。

 これじゃあ、本当ごく一部の競技狂の一にしか行き渡らない・・・。なのでドロップとして出したい場合には、STIものがどうしても欲しいわけだ。

 ところが運悪く、その78STIが見つかってしまったんだな。そうなったら、そのもので組まざるを得なくなる。それもまた面白くない。

 というのは、まだ当店には秘密兵器があるからだ。

 といってももう秘密・・・ではなくなってきましたな。あの謎の黒コンポがある。10速のスプロケを履いたホイールがあるんだが、それを11速の謎コンポで引けないか?なんて今後の営業に響く実験がまだ残されているんだよね。

 と、なればやるしかない。

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 よし!謎コンポセンサー取り付け完了!!!

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 よし、相手にとって不足なし!ちなみに、この柄の部分がカーボンのもあるんですねえ、今回はアルミ使っていますが。

 そしてまずは78のディレーラーで実験したんですが、まあ一回りするまでもなく、蹴散らされました・・・。全く引きしろ合わず・・・。

 つまり、当たり前だが、この新生謎の黒コンポ、センサーですが、たぶん9速か?10速以上のシフターはシマノの新しいコンポ類の引きシロに合わせて作られているということですね。

 そうなると、ラインナップにあるセンサー7速、8速のシフターの引きシロを知りたくなりますねー・・・、それによって今後再生車体の動向に影響がでてくる・・・、すこぶる当店周りだけの話としてもね。

 そしてこの場合は、シフターとリアディレーラーを同時交換、ということだ。

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これにて、完了・・・と言っても見えにくいが。因みにスプロケは10速のまま。

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 でかくすると確認できますが、このディレーラーのプーリー回りの素材はカーボンです、だからなんだ!カーボンだってちょっとの落車でへし折れたら意味ねーぞ!

 ということで、予想は付いたんだが、11速のセンサーシフターで、センサーリアディレーラーを使えば、シマノ10速とのシンクロは可能ということだ!

 まあ、次は9速・・・、8速ぐらいまでやってみたいもんだが・・・。

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 どこをとっても、競技車体であります感満載でしょ?

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 78の頃は、シフトワイヤーが虫の触覚のようにSTIから伸びて交差していたんだな。あのシフトワイヤーにつかまって逃げる選手も一種の風物詩だった。カンパにゃできねーよ・・・ってなもんでね。

 ところが、その後そのシフターが内蔵式になって随分経つねえ。今は一切ハンドルシフター回りにワイヤーが見えないというすっきり状況になってきている。
 
 見慣れると、そちらがいいもんで、そういえば、オイラのレーサー虫の触覚だわ・・・これなんとかならない?なんていうご相談にはちょっと乗れるかもしれないね。

 急速でダメでも10足のスプロケに変えればいいってわけでしょ?見た目と機能もグレードアップということだ。

 そんなこんなで、幸か不孝か、当店回りに投げ回されてきた謎の黒コンポ、センサー。

 これからの使い勝手によって、再生運動は高まるだろうね。そして、今からもう言われていることだが、シマノは今後欠品の嵐が来るということね。

 完成車メーカーが全て抑えて、当店のような小売には降りてきにくくなるとか。

 上等じゃねーの!なら、謎の黒コンポでやってやるぜ!ドロップ、フラットなんでも来い!ってまだフラット来てないけど・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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