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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

デカイスプロケに超ロングアーチ



 シマノブルー・・・なんていい方あるかな?シマノのパーツが入っている箱の色ですね。

 ちなみにこの大きさの箱だと一体何が入っているでしょうか?STIっていう、手元変速のシフター・・・かな?と思う箱の大きさですが。

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 これがなんと、スプロケットだったんですね。エエ?ウソー、だったら手のひらに乗る程度の大きさじゃないの?というのはもう古い人なんでありましょうな。

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 まあ、手のひらには乗っていますが、ほとんど手は見えませんね。大きさというのは11ー42Tというもの、今までは最大34Tぐらいでも、デカイなあ、と思っていたんですが、上には上がいるもんですねえ。

 もちろん頭では理解していたつもりですが、実際に目を見ると、冗談でしょ・・・とくらいの大きさです。

 そういえば、台湾で電動システムが後輪に付いているんだろうと思って、近づいたらなんと、最大52Tだったかな?もうチェーンリンクのアウターのデカさだよね、そんなものが付いていたのを見たことがある・・・が。

 イヤデカイ、デカ過ぎる・・・、世の中こうなってしまったんだ・・・、フロントトリプルはもう過去のもの、せいぜいダブルで止めて、そこでほしいギア比はすべてスプロケで対応します、という姿勢がもう鮮明と見ていいでしょう。スラムの戦略勝ちということですね。

 で、このでかいスプロケをつけてほしいという依頼なんだが、こういう極端なものが出てくると、それを支える回りのパーツにも、その影響がドミノ倒しのように起きてくる。通常は大変だよー・・・、今まで12−28Tが付いていたんだよ・・・、

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 通常ならそれプラス、14枚デカイスプロケが付くなら、ディレーラーから、チェーンからドミノ的に交換しないといけなくなる、それは当たり前のこと・・・となるんだが・・・。

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 ところが・・・、この謎の黒コンポが付いている、超ロングゲージのディレーラーを付けたんだがね。この長さがあれば、もしかしたら・・・、そのまま無加工で付くかもしれない・・・と思って付けてみる。

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 ゲゲー・・・、少なうともチェーンなど全くいじらず、当然ディレーラーも全く変えずちょっとした調整だけで付いてしまった・・。

 そして乗ってみると・・・。やはりスプロケがデカくなると、それだけデリケートにしないといけなくなるところはある。そこさえ押さえれば、そこそこどころではない、大分使える・・・と言えますね。特に最大の42Tなんかにかけて使ってみると、まあペダルの床が抜けたような超軽いギアの実現ができる・・・。

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 元々この130ピッチの枚一枚クランクが付いていて、これをも含めて、交換してみたかったらしいが・・・、それほど乗り込んでいない人に、ギア比の話をしても、頭がついていかないというのが現実だ。

 ピスト初心者に、ギア比を聞くほど無駄な話はない。街道で使いたいなら、大体2.5を軸にその前後をまずはこちらで設定して、渡して、そして本人に街道で実際に踏みながら調整してながら、決めていくというのがほぼ定石だろう。

 そして、こちらは多段だ、それも想像を超えるワイドレシオをカバーしている。なので、スプロケと、チェーンリンクを同時に変えるなんてことをすると、一体何がどう幸いして、使えるギアを持つ愛車になったかを把握しにくく、いつまでも狐につままれた状態から脱することはできないだろう。

 ということで、今回最初に設定した44Tだったかな?そのチェーンリンクは交換せずに、スプロケだけを交換して、その効果を走りながら体感してもらおうという作戦だったのだ。

 これで走ってみて、登りはまあ、相当というか、想像を超える軽さを実現できたと思うが、むしろトップに近いところに来た時、例えば街道の鉄道下をくぐる下りを車に追い抜かれないで下る際、この前ギアで十分な踏みごたえ感じられるか?なんてことが、基準となってくるでありましょう。

 その辺がしっかり足を通じてわかるようになるまで、このチェーンリンクで行きましょう、ということで、前はいじらず。

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 ということで、通常のようなクイック簡単ホイール着脱から、チョチョイとスプロケ交換のできない、ちょいと複雑な機構を持つ改造車だったんだが、何とか謎の黒コンポの超ロングゲージにも助けられ、パーツ類は全くいじらずに、ギア比の大幅変更完了でした。

 あとは・・・、

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 これですね、一見ディスクと見間違える、排熱版の付いたローラーブレーキなんですが、こいつをいずれ正真正銘のディスクブレーキの交換したいという、念願の希望があるようですね。

 そのためには、もう少し乗りながら、

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 このフォークを交換したい・・・、ということなんですね。台座を溶接という手もなくはないが・・・、このフォーク事態にもこの変速ローラーブレーキを取り付けるための機構があるので、それをすべて撤去してとなると、これまた大変な手間がかかるということですわ。

 できればメッキ系の台座付きのフォークがあれば、いずれ交換・・・ということらしいですね。

 自分でもいじりたがる、そして、どこにもない自分の一台、今あるこの一台を相当気に入っているようです・・・なので、これを基体で暫くいじりながら乗るんでしょう、そして真の自分好みのスペックがわかったら、行く行くは特別な自分のための一台を実現していく方向に行くんだろうな・・・という感じがします。

 自分のあり方、という中に、走り方や用途などの身近な要素があると同時に、自分らしいスタイルという抽象度の上がった基準も加わり、それがまた自分の走るコースや走り方により磨きをかけ、それがまた機材にまで反映し、機能面の強化やその逆の抑制などが加わり、人車ともにその人らしいスタイルが自然と演出された時・・・、昨日今日ではない成熟した乗り手が醸造される。

 いかにもその人らしい・・・というにじみ出てくるような何か、でありましょうし、またそうして集積された自転車にには一見するだけで、どんな人が乗っているんだろう?と想像力を刺激してくる何かにあふれている・・・。

 それは値段の高低などには還元できない、何か・・・なんでありましょうな。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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