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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

当店近く 絵描き仙人の展示会あり 今月25日まで!



 今を去ること約三年前、

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 こんな実用車をもってきた、仙人のような人がやってきた。この施工内容は、ブレーキが中心だったため、非常に神経を使って、かなり工作をして大変だったんだが、その施工内容を話して納車した際、大枚に対する釣り銭をこの方は一切取らなかった。

 イヤー、自転車愛感じたよ、だから取っておいて・・・。

 以来、当店回りを通ると、声を賭けてくれる間柄に。

 「これからちょっとお風呂(銭湯)に〜」
 「ちょっとお夜食食べに〜」
 「今多摩湖がいいから行ってきまーす」

 と、これが狸市なんてもんを始めたもんだから、その頻度が大分上がりまして、すると店の雰囲気にある小物、古物なんかをもってきては、おいていってくれるんですねえ・・・。普段よりお世話様なわけであります。

 その正体は絵描きさん。

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 この背負子を背負ってせっせと歩く、あの実用自転車に乗せて走る、そしてその風体とは

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 こんな感じ。仙人・・・、異形・・・、まあ一度見たら忘れないね。木村新さんといいます。画伯というと照れるので、たまに画伯と呼んでみたり。

 しかして、その絵は圧巻なり。黙って観よう

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 かくたる、実は空を描く作家でもある。空を広く取る構図・・・、新さん!ターナー好きでしょ?うん、ターナー好き!なるほど・・・わかる。

 しかし写真じゃ全く迫力が伝わらない、むしろなんだこんなもんか・・・という程度に縮まっている。すごい迫力なんで、ぜひ実際見に行ってほしいですね。

 そして、今回は掲載しませんが、光の作家である、リャド的な・・・。絵の具が発光しているかの如くの絵。

 こういうのを観ながら、フト、新さんは人は描かないの?

 風景がばかりを観ていると、例えば打楽器のない曲を聞き続けているような、物足りなさを感じてしまう。で、出た言葉だったんだが・・・。

 実は少ないがある!アパートが近いんで、留守番していて!今もってくるから!

 と言って持ってきたのが、フェルメールの模写、ただの模写じゃあない・・・。

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 新さんは戸籍上は男だが、中性・・・?というよりもアンドロジナス、両性具有なのでは?と思うところがあるんですが、これってまさか、若い頃の自画像?なんじゃないか?と思って観ていたな。

 さんざん絵を楽しんだあと、生意気にも店主は配置換えなんてことの提案までしてしまった・・・。

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 これは自転車に描く絵、輪画による影響なのかもしれない。自転車は単なるパイプの集まりに過ぎない、それを表面と見ると実に絵の面積が少なくなってしまう。逆にパイプだけを空間として描くと模様ならなんとかなっても、絵となると狭い小さい絵にならざるを得ない。

 それを克服するには、間に絵を描く必要があるんだが・・・。しかしパイプとパイプの間に絵を描きたくても、空間ですから、描けませんよね、普通は。

 でも描けるんです、こうすれば。

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 ね、空間に絵が見えるでしょ?

 二枚の独立した絵でも、作風によっては、勝手に意識が連動させてくれる、そしてあいだの空間も含めて、壮大なパノラマを展開してくれるということなのね、頭に感謝・・・。

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 これなんかもそう、二枚の独立した絵を並べただけなのに、広大な里山風景が広がっているように、脳は見せてくれている。

 まあ、そんなことして遊んでくれましたわ。

 そしてもう一つ。

 額縁。額縁は絵を絵画として演出するのに欠かせない仕掛けかと思っていたんだが・・・。たしかに山梨美術館で若い頃見たミレーの作品、覚えているのは、作品自身よりも鬼瓦のようにせり出した額縁の迫力の方であった。

 以来、畑から取ってきたスイカを千疋屋が一個一万円の商品にするのは、あの金のシールである!というのと同じように、絵を絵画として観賞用にするのは、額縁だと思いこんでいたんだが。

 それも絵によるもんだね、今回始めて考え直した。

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 少なくとも、少なくとも新さんの絵は、額縁なんかに閉じ込めちゃあいけない。絵が小さくなってしまう。そしてもっといけないのは、ガラスである。

 あの絵画を汚さないように、直接触れないようにしているあのガラスが、絵の迫力を大変現じてしまっている、額縁というよりもケースであるな、あいつは。

 ものはケースより出して直に観るもんだ・・・。

 だから、ケースから出してみると、

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 ほら、写真ですら、絵画が広々とイキイキしているのが伝わってきているでしょ?

 そういう意味で、新さんの絵には、額縁なんてもんはいらない、素のままで、土の匂いが伝わって、風を感じる絵なのだ。

 実際に足を運んで、肉眼で目撃してください!

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 この日曜日までやっています!もちろん展示と同時に、販売もやっていますんで、是非に!ご検討を!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
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アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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