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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

Qファクターって結構大事かも スクエアはもっと大事かも



 老境にささしかかる店主、より長い自転車寿命を実現するためにできることは何か?
 
 まあ大したことではないが、消極的であっても、気づきにくくても、違和感があるとしたら、そいつを突き出しては対策を取っていくと、もしかしたら、それが劇的な変化に通じるようになるかもしれないから。

 料理をやっていながらいつも思うことが、これ。少しずつ、丁寧に工程を勧めていく、少しいい素材を使っていく、そうした少しの良さを重ねていくと、それが最後に連動すると、とてつもない大化けをすることがあるんだが、まあ、そいうこった。

 で、今回は、Qファクターというやつ。こいつは左右のペダルの距離という感じで取ってもらっていいんだが、それが気になってきた、しかも異様にね。

 その理由は、クランクを短くしたことかもしれないと思っている。今この車体で使っているクランクなんと140ミリこれも人体実験のようなもんだ。短くしたクランクで何がどうなるか?今のところいいことはかなりあると同時に、これだけやっていると170ミリとかいう「標準」ものが回せなくなる、回しにくくなる、特に車体を乗り換えたときなどね。

 なので、もうこの短いの専用でいいという方に対しては、ほとんど問題はない、と言ってもいいだろうな。

 ところが短くなると、短くなっせいでより回しやすくなったんだが、そうなるとより回しやすくなるためには、と足は考え始める。そこに違和感として気づくのが、このQファクターというやつだ。店主の場合はね。

 長いクランクの時にも多少感じていた違和感が、短くなると余計気になり始める。

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 うーん、どうにかならんかな?と。

 この辺に関してはマニアックに先に行っている、東京サンエスさんの取り組みには大注目だ。

 まずは30ミリという競輪規格にあった狭いレールのサドル、これは足を真下に踏むのに適している。そして市販のペダルよりも5ミリ短い48ミリシャフトのビンディングペダルも出している。

 そして、短いクランクの代名詞とも言える、ラクランク、これ自体はホローテックⅡの形式なんでBBまわりをいじってQファクターを狭くすることはできないが、ペダル穴の細工でより置くまでペダルを押し込むことができる設計となっている。

 まあ、唸るしかないね、このサンエスさんの自社努力の凄さに気づいて敬服しているショップがどのくらあるんだろうなあ、まあ、そんじょそこらでない商社・・・というか、企画力を持つ商社だろうな。

 ただペダルなんかも試してみたいが、使っているのがシマノだと、ルック式に変えるのは億劫ということもある、なので、できるところで考えてみようと、まずはBBシャフトを測ってみる。

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 これは最初軽量クランクをつけたときのもので、それ以来変えていなかった。

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 老眼の目を凝らして見ると、113ミリもある・・・。なるほど広いよね。

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 しかしチタンシャフトなんてもん使って、物自体は軽量で大変いいものだ。すでに二十年以上前のものだが、本当にいいものというのはすごいもんだよね。でもまあ、少しまた眠ってもらいましょうかね、登場の日が来るまで。
 
 さて、113ミリが幅があるとして、さてどうしたもんか?こうした場合やはり強いのは、規格としては古いし、定番といえば定番なんだが、やはりスクエアテーパータイプのBBってのは、改めて見てすごいなあ、と思う。

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 まだあるが、狭いもんから並べてみたんだが、手前が今までついていたタイプと同じ113ミリ、それが110.2ミリ、と107ミリ、そして最短は103ミリというほぼ3ミリ刻みで作られてあり、それが今もこの状態で購入ができるということね。

 タンゲさんとスギノさんには感謝だな。まあ、圧入というちょっと曖昧なところもあるんだが、まあそれは良しとしよう。

 それで店主としては、違和感を感じたQファクターを劇的に治すためには、一番極端な103ミリかつけてみようじゃないかとなるね、当然。

 もし途中でクランクや、チェーンリンクがフレームに鑑賞することがわかったら、次の107ミリにしてやればいいだけのこと。

 じゃあ、やるぜ!

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 じゃあ、使わしてもらうぜ!

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結果目視レベルでも、だいぶ中によってくれたな、というところ。理論的には全部で10ミリ減ったわけなんで、左右で5ミリずつ減ったということになりますね、これはすごい寄りようだ。

 まあ、実はポン付けではなかった事実はあったんだが・・・。ちょいとお見せすると。

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 インナーの一箇所がほんの少し、フレームに干渉していたんで、ずらしの技を使ったんだが、ちょっとこの写真じゃわからないかな?

 まあ、こうした細かい調整はスクエアテーパーのある種のものしかできないんだが、この辺が完成されているかに見えるホローテックやオクタリンクなどにはできない、微調整の極みかもしれないね。

 そして乗ってみたら、あら最高!あの最初の違和感がほぼふっとんだ、と言ってもいいでしょうね。シメシメなのであります。

 そんなこんなで、改めてスクエアテーパーの使い勝手の良さがわかったところで、困るのが、それに合わせた、そこそこいいクランクがすでに絶滅危惧種ということね。スギノは変に高いところあるし・・・、このへんは開拓の余地はあるかな?ともおもってはいるが。

 そして、いや、でももっと内に寄せることはできないか?なんてことも、考えておこう。

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 クリートの位置だ。こいつをより内側に寄せることはできないか?と考えてみるだけはしておこう。

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 靴をペダルに決めて、クランクとの間を見る。

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 三ミリくらい寄れる余地がある。さて、これはクリートを止める金具やネジの頭の加工で2ミリくらいは寄せられそうであるな、少しクリートのプラスチックの一部も削ることにはなりそうだがね。

 とまあ、既存物のまさに隙間を探ってはそこに産業はないか?と貪欲に探求する、中小零細の姿勢というのはこういうもんだ。決められたものを決めれたところにポンと付けるだけやっていると、いずれは、それすらも簡略化され、中学生でも扱えるようになったとき、失業しちまうぜ!

 実際、DI2なんて取り付けて、あとは電子設定するだけでいいもんな。

 ということで、老境者のための消極的違和感外しの探求はもう少し続くかもしれませんなあ・・・。隙間、隙間と。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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