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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

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ワイヤー受難



 メックというイタリアのカーボンフレームなんだそうだ。

 最近のこの手のフレームのワイヤーワークは大抵はチューブ内を通すというのが定番と言ってもいいよね。

 途中でのワイヤー交換の労苦のことなんかほとんど考えていないのか?まあ、面倒くさいことこの上ない。

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 そもそもこの入り口から壊れていたのをパテで修正した形で持ってこられたものを、別のありものアウター受けを突っ込むことで、なんとか対応。

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 この出口についても、破損していたアウター受けをこれまたアリもので対応。

 そして当のワイヤー交換なんだが、一度インナー、アウターを取り払ってしまったら、それはもう大変。つまりガイドがない状態でこのフレームの内部をワイヤーを通すなんてほとんど無理に等しい。

 幸いにもというか、少しは気遣いしてくれよってなもんで、

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 こんなもんを外すと、BB裏には・・・

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 こんな感じのメンテナンスハッチなんてもんがあるが・・・焼け石に熱湯くらいな感じかな?

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 ブルホーンバーにDTバーのちょっとした競技志向のもの。

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 105のディレーラーに

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 ピナレロ流れのクランク。寄せ集めで組んでいますね。ゴリゴリのレーサーではないが、そこそこのスピードで楽しんでいそうだ。

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 これはカーボン板だけのサドル、どこかで観たことない?そう、前回破れサドルの再生法でやったフェルト抜きサドルとほとんど変わりはないもんだね。もちろんコチラは高級品かもしれんがな。

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 まあ、なんとかかんとかのケーブル交換だったが・・・、通常の鉄レーサーなどと異なって、この手のワイヤー交換の工賃は別料金にしないと、やってられんわね。

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 しかし、夕焼けがやけにきれいでやんの・・・。

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 まるで木村新画伯の絵のようだ。しかしこの言い方には人間の認識のなんたるかということが織り込まれているのかもしれないね。

 なんで美しい自然の風景が、まるで絵のようなのか?絵は所詮、美しい自然を写し取っただけなのに・・・。

 自然が美しくあって、それを絵が写し取っただけなのであれば、わざわざ絵のように美しいという必要はない、自然の風景は美しい!の一発でいいはずだ。

 ではその逆なのだろうか?自然が美しいのではなく、それを絵として切り取った瞬間に美として成立しているのか?

 そうだとすれば、その美の正体でもありそうな、その絵とは一体なんなのであろうか?

 いわんや、機械を通してボタンを押すだけでとりあえずは成立してしまう写真とは一体なんなのだろう?

 この夕焼けに、画家の木村新さん、写真家の鬼海弘雄さんが浮かんでくる。その時煩わしきインナーケーブルはどこかに吹き飛んでいた。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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