メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |改良版かの三輪車 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

改良版かの三輪車



 股関節の固くなった高齢者向きに、一台改造車を提案してみた。交互に上下運動ができない足で、どうやってこの三輪車をすすめることができるか?という問題に対して、通常クランクの取り付け方とは変えて、両足揃えて踏めるように改良した車体であった。

 その際、その方の特殊要件として、左足をもっと内側に持っていけるようにできないか?という宿題をもらって、今回それに対する対策をすることにあいなった。

 DSC_3631_convert_20201115003407.jpg

 左のクランクにはこれだけBBシャフトが外に出ている、これをもっと内側にできないか?というのが、その高齢者の方の要望となった。

 幸いスクエアテーパーは、最短が103ミリものがあるので、お安い御用・・・と言いたいところだったが、対する反対側のクランク、典型的なママチャリクランクもんなんで、全く繊細に作られていない、ということで、103ミリなんてもんに交換したら、当たりがグズグズになるのは目に見える。

 と言って、最短BBに合せるくらいのそれなりのクランクをつける必然性もこの場合にはない、さてどうするか?

 DSC_3722_convert_20201115003357.jpg

 相当こちらに突き出している、シャフトだねえ。さて、どうするか?

 削ってみる?四角をそれぞれの面から少しずつ削ってみる・・・、やってみるか?

 DSC_3725_convert_20201115003347.jpg

 テーパーん面に合わせて、四角を削っていく。

 DSC_3728_convert_20201115003337.jpg

 削って嵌めて、その深さを見て、また削ってを繰り返しながら、クランク自体を車体の中心に近づけていく。

 DSC_3729_convert_20201115003328.jpg

 適度に奥に入ったところを見計らって、今度はクランクの付け根を見るとこれまたたっぷり鋳物の鉄の量が多いねということに気づく。なればクランクの方も余分な鉄を削れば、その文また内側に入るよね、ということで、今度はクランクの内側を削ることに。

 DSC_3733_convert_20201115003319.jpg

 三ミリくらい余分を落とし見る、そして取り付けるか・・・。

 DSC_3737_convert_20201115003309.jpg

 といっても、内側を削って、かつシャフトを削った文だけクランクは奥に入る、その分シャフトは外に飛び出すので、それまでのナット式のやり方では取り付けはできなくなってしまう。

 そこで・・・、

DSC_3738_convert_20201115003258.jpg

 こうした二枚の大きさの違う厚みのあるワッシャーを用意する。

 そして、共締めと行こうか?

 DSC_3742_convert_20201115003249.jpg

 見た目はまあ、お許しを。そして外からしっかり締めるとクランクにガタが出ない、まあこれで行くか。

DSC_3747_convert_20201115003230.jpg

 こんな形でカンガルー号の改良版だ。

 DSC_3749_convert_20201115003216.jpg

 これだけ内に入ったわけだ。

 DSC_3631_convert_20201115003407.jpg

 10ミリ近くは内に入ったね。これでまた試乗してもらおうか?と思うわけ。どうでるかな?

 DSC_3745_convert_20201115003240.jpg

 これでOKが出ればいいんだが、もしもう少し内側へ・・・と来たら、もうクランク自体を内側に曲げるしかないね・・・。というのも左足自身が曲がっているので、むしろそうした方がいいかもしれない・・・、そんな道の提案も持ち込みながら、試乗をしてもらいに行くことにしよう。

 さあ、どうなるかな?・・・楽しみでもある。


スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/4621-fbef0a3c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター