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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

オイル入れ替えなんだが入り口がない・・・



 油圧ブレーキがやってきた、片方が効かないと。

 こういう場合にはオイルを入れ直して、様子を見るというのが鉄則だと思っている。その前にもちろん新型オリーブ等を入れたホースも新しくするんだが。

 ホースを装着すると、こんどは・・・、レバーの方のリザーバータンクの脇についている、出口か入り口を探すことになるが、これが見つからない

 当然キャリパーの方に入り口はあるんだが、出口がなければ、圧送できないじゃない・・・と思いながら探すが見つからない。

 あれもしかして・・・、これって・・・

DSC_4053_convert_20201130215407.jpg

 ダイアフラムを外したそこにもしかして、直に入れていく古い形式のやつ?

 たしかにどこを動作がしても、出口がない、出口がなければ・・・、ここが入り口なわけ?

 DSC_4056_convert_20201130215358.jpg

 こうして、オイルを垂らして、レバーを引くと泡がでながら反応はある。

 DSC_4050_convert_20201130215428.jpg

 上が入り口となると、じゃあ、今度は下は出口何だ・・・。ということで、ホースをさして、

DSC_4052_convert_20201130215419.jpg

 その先端を受けの容器に入れる。そして、出口の弁を空けて、リザーバータンクからオイルを入れて、自重で落ちるのを待つことに。

 たまにレバーを引くと、泡が確認できる。

 DSC_4060_convert_20201130215350.jpg

 オオ、出てきた気泡が・・・気泡が。これが消えたら弁を締めて、リザーバータンクにオイルを表面張力が起きるくらい盛るように入れて、ダイアフラムを被せて、蓋をして、ボルト二本で止めれば完成なんだが・・・。

 この空気がなかなか抜けない。そうするうちに、別のお客が来たりして、ちょっとまって・・・と、リザーバータンクにオイルを一杯にして、接客をする。

 接客が終わると、オイルはもう空・・・、ということは空気が入っていしまっている・・・、やり直し。

 再度オイルを入れて落ちるのを待つ、空気が出る、空気が出終わる、弁を閉めようとすると、またしこたま気泡が出てくる・・・舐めてんのか?

 それを待ってホースを叩いたりして気泡を出して、速く止まらないか?と思って、ハッと気づく。

 しまった!リザーバータンクが空だ、また空気が入っている・・・、やり直し・・・。

 これを何度も繰り返す、またお客が来る、またやり直す・・・。

 なかなか空気が抜けない、いつまでも気泡が出る。
 
 やはりリザーバータンクが小さすぎる・・・、

 DSC_4079_convert_20201130215341.jpg

 今このくらいのカップを立てて、そこにオイルを注いで、気泡を出すという形式もあるようだ。なるほど、これくらい量がはいれば、気泡出しの方に集中できそうだが・・・。

 ということで、この初期型のオイルいれば、相当時間的にも集中してやらないと、できない。とても店の片手間にやろうと思っても、できるような代物ではない、ということが解る。

 いつもやっているテクトロの圧送機を使っている身からすれば、随分気の長い仕事ということになる。

 圧送機使えたら、もう五分もあれば、気泡の追い出しはできるだろうねえ。


 そんなこんなを繰り返しながら、なんとかオイルの充填終了・・・。まあ、握ってディスクをしっかりキャッチするようになった。

 別の店で、オイル入れ替え一万円、二ヶ月かかります・・・なんて、お断り値段にお断り条件を上げられたらしい。

 しかし、その気持ちもわからなくもない。どんなワイヤーブレーキでも、これほど張替えに時間のかかるものはないからね。

 自転車にオイルブレーキが入ってきて、まだ十年くらい?ショップも苦手とするところが多いのはよくわかる。ものブレーキだけに、ダメになってゴメンじゃ済まないからね・・・。

 サイクルモードなんかでも、プロ向けディスクブレーキオイル交換講座のようなものがあって、店主も出席したことがあるが・・・、ワイヤー管理からするとあまりにも別物過ぎて、今までの作業勘が全く活かすことができない。

 多くの参加者が、大丈夫かよ・・・というような表情を浮かべていたのが印象的だった。

 原理はだいたいわかった・・・、あとは年代ごとの、メーカーごとの癖ありオイルブレーキの癖を覚えないといけないね・・・、そういう意味で今回は勉強になった。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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