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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

チューブラーからクリンチャーへ 古デローザ 壊さず再生



 もうチューブラーといっても通じないところもあるでしょうね。なんですそれって?

 タイヤのことね。

 ワイヤの種類ですか?

 まあ、そういうこった。その種類が異なるとリムやホイールも変わってきてしまうんだな。そしてそのチューブラーというのは、かつての主流、そして今はもう絶滅種・・・といってもいいもんだ。

 なので、古い自転車、ビンテージ系自転車にはこのチューブラータイプのタイヤ・ホイールが付いている場合が圧倒的に多い。

 こいつもそうね。

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 いまチューブラータイヤもまだ売られているが、数が少ない、種類も少ない、手入れも結構手間がかかるんで、楽にメンテしながら乗り続けるというためには、今日のクリンチャーにして方がいいだろうね。

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 古くなったチューブラータイヤ。もうボロボロですね。こいつが接着剤でもってリムに貼り付けられている。アルミに布をくっつけるなんて異種素材もんをよくやったよね。それでレースをするんですから。

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 剥がすとこんな感じで、接着剤が硬化しています。これに再度タイヤを取り付けようとすると、大変だ。下処理などまあ手間がかかる。

 そこで、ハブは使えるので、摘出してリムをクリンチャーのものに交換して組み直しましょう。

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 できるだけ幅の低い、ロープロファイルのリムを選んで組み直す。

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 アンブロシオも精度がいいですね、組みやすいリムです。そしてシルバーもの。

 そして、

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 そしてスキンサイドのベロフレックスのクリンチャータイヤって、見る人が見るとチューブラーのようにも見えてし舞う、アルシュの錯覚を利用したビンテージ用のホイール、たいやなのだ。

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 フレームは古デローザ。チャラ付いていなくて、なんともシックで惚れ直すね。なんかハートのマークのデローザって、何かチャラい・・・イメージがあったんだが、こいつはねえ、やられたわ。

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 Oの中のハートに色がないのがいいよね。こいつはいい、見直したぞよ、デローザ・・・。

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 コンポが当時の最高級もの、74デュラエース。

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 8足なんだが、フリーの形式にUGのためのネジ山が刻まれている。リアディレーラーも美しい状態ですねえ。

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 シングルピポット時代の刻印有りのデュラエース、状態いいですね。

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 BBもイタリアンの貴重なもんで、状態もいいので、グリスアップで対応。

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 Wレバー形式なんだが、中古市場で74のSTIを落とせば、手元変速にすることもできるね。

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 ブレーキはエアロブレーキ、これだけは600のレバーが付いている。

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 フレームが小さめなのでステムで調整120ミリものに交換。

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 サドルを欲をいえば、縦に使えるもの、前後に腰を移動できるタイプの、平らなものに替えたほうがいいだろう。ステムで伸ばし、腰を引いて更に伸ばせば、対応可能なんじゃないのかな?

 と、この手の小さめフレームの好きな店主は、なんとか快適に乗れるようにと、ワクワクしてしまうわ。

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 オークションで落とした値段と、今回の施工内容を足しても大きく20万を下回ったという・・・、まあ、これはある種の文化遺産だよね、なのでしっかり管理してほしいですわ。

 応援しますぜ!

 オークションを利用しての再生号って、このように運が良ければ、一定の予算内で最大級の満足を得ることもありうるということ。勿論リスクもありますが、そんじょそこらに売ってない、自分だけの理想的な一台との出会いがあるかもしれない、ということでも、応援したいですな。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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