メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |折ってんじゃねー!!!! tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

折ってんじゃねー!!!!



 機能的な小径車だねえ・・・。

 DSC_4989_convert_20210112202404.jpg

 ブレーキが後ろ向きに付いているが、ターンという、ダホンの系列による小径だ。

 DSC_4998_convert_20210112202317.jpg

 なので、大分乗れる小径車とも言えるでしょう、折りたたみでも。

DSC_4997_convert_20210112202332.jpg

 フラットバーでも・・・まあ、ここはドロップにも出きるかな?

 DSC_4993_convert_20210112202343.jpg

 荷台もパニアバッグが乗せられるものをつけて、これでキャンプ系のサイクリングも可能ということで、持ち主の方はこの自転車の可能性に大分かけている、という印象を持ちますね、いいことです、ハイハイ。

 で、どういう案件か?というと、これがまた・・・

 DSC_4991_convert_20210112202353.jpg

 ボトルケージ台座なんだが、ネジの頭が折れて取れなくなっている・・・、やな予感・・・。

 コイツを取ってほしい・・・。

 来たよ。

 どうしてこうなりました?なんか、回らなくなったんで、力入れたら折れました、と。

 それって最悪かもしれませんぞ、つまりこの残ったネジは、頭を折るほどネジ穴に食いついているってことでしょ?つまり動かないわけだ、筋金入りの面倒くさい案件じゃないですか・・・、トホホ。

 他の自転車屋に行ったそうだが、全て断られた、いっそ板金屋に行ったほうがとさえ言われたらしい。中央区からやってきた若者だ、たしかに中央区から西東京市までの間に一体何軒の自転車屋があるんだろうなあ・・・。

 どうすっか・・・アレつかうしかないな。

DSC_5001_convert_20210112202307.jpg

 モーターの本体をこの車体のハンドルに点滴の薬瓶のように吊るす。

 DSC_5006_convert_20210112202247.jpg

 そしてこのフレキシブルシャフトの先端に細めのドリルをつけてコイツでやるとやりやすい。でかいモーターが手元にあると、振動で細かい標的を捉えにくい。その点動力がないドリルは扱いやすいというわけだ。

DSC_5005_convert_20210112202257.jpg

 ポンチでくぼみを作る。

 DSC_5008_convert_20210112202238.jpg

 そして、静かに高回転するドリルをあてて、気長に穴を明けていく。なんか歯医者になった気分ですね。そうそう、そう言えばあともう少しで下の奥歯の親知らずを抜くのであります・・・。

 貫通したあと、その穴を使ってどうやって撤去するか?

 DSC_5009_convert_20210112202226.jpg

 とりあえず貫通・・・やった、これで八割方はできたようなもんだ。

 DSC_5013_convert_20210112202216.jpg

 ドライバーを一本潰して、四角に鋭利に研ぐ。コイツを穴に刺して、上からハンマーで叩いて食い込ませる。そしてその柄を回して、残りのネジ部分を取り出そう!

 としたんだが・・・、

DSC_5020_convert_20210112202207.jpg

 カン!!というやな音と共に、その食い込んだキリの先端がが穴の中で折れて残ってしまった。マ、マジかよ・・・。

 これってもしかして最悪の展開?

 再度めげずに、ポンチを叩いて、

 DSC_5024_convert_20210112202158.jpg

 今度は一回り太いドリルを装着して、また穴あけを開始する。太くなると今度はドリルも暴れるので、養生をする。

 DSC_5026_convert_20210112202147.jpg

 少々慎重にやりすぎて、時間はかかったが、なんとかまた貫通・・・。

 DSC_5029_convert_20210112202138.jpg

 この明けた穴に、逆ネジヘリサートだっけ?コイツを逆ネジ式に入れ込んで、止まったところを更にひねって、残ったネジ本体を抜くという作戦なんだが、ちょっとこれは太すぎて、中に入っていかない。

 さて、そうなったら、薄い残りネジ部分をちょっと目打ちで叩いて、めくってそこをラジオペンチで・・・、

 DSC_5031_convert_20210112202129.jpg

 やっと取れた・・・。親知らずが抜けたようだ。このラジオペンチも先があれているので、ベルトサンダーで整えてと、二十年以上自転車屋やっていると、工具の各所が緩んでいるねえ、こういうことは施工しながら直していかないとね。

 DSC_5042_convert_20210112202120.jpg

 そして、まだ残渣が残っているネジ穴を、タップしてネジ山を修正する。

 DSC_5045_convert_20210112202111.jpg

 これが残りかす、そして晴れて、五ミリの0.8ピッチネジが通るようになりました。

 DSC_5047_convert_20210112202102.jpg

 よっしゃ!貫通、ネジ通り。これでボトルケージを取り付けることが出きる、良かったね。

 しかし、こんなもの一本抜くのに、何時間かかってんだ?こりゃ?
 
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/4680-5abe4bd0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター