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パーツ直し かつての名品は活かしましょうでくるだけ



 77のデュラエースかな?お世話になりました。ちょっと懐かしいですね、でも懐かしがってはいられません。どうもトラブルに巻き込まれたようですな。

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 中古市場から引っ張てきたということで、なんかワイヤーどめがどうも緩いというか舐めているというか・・・。ワイヤーの固定ができないということなんですね。

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 そう、こいつを締めることでワイヤーを本体と挟んで止めるという、ごく単純な構造をしてるんだが、このネジがどうも変らしいねえ。

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 ネジの表面が回るなあ、と思ってみたら、こんな感じです、ネジの本体に、このようなスプリングが巻き付いていたということ。これはヘリサートだな・・・。つまり、リアディレーラーの本体の方のネジ穴が緩んでしまったために、専用のタップを入れて、このヘリサート、別名リコイルとかいったかな?それをネジ穴とネジ本体の間に入れて、なおそうとしたらしいですね。

 ただ、ヘリサートはこのような貫通型のところには向かないんじゃないか?貫通しないところに埋め込んでやれば、下で回転がとまってしっかりと締まる。貫通型の場所に使うと展開によってはネジとリコイルが離れて空きを埋めなくなってしまうことも、今回のようにあるようだ。

 さて、じゃあ、リコイルを外すとなると、もうかつてのネジでは細すぎて、使うことができない。

 なので、ネジを一回り太くして、そいつ締め込むというのはどうだろうか?

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 このように6ミリのタップを立てて、新しいネジ穴を作る。そしてそこに、

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 6ミリ径のネジを仮に入れてみる、すると入るし、さすがデュラエースだけあって、アルミの素材も硬いよね、これなら大丈夫そうだ。ということで、今度はこのネジの方の加工と行きましょう。

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 長いネジを、余分なところを切り落として、面取りをする。面取りしないと、バリが邪魔してネジの機能をなさない。ネジの切断は面倒だよね、色々と。

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 ネ、バリが見えるでしょ?これじゃあ使えない、サンダーの上でゆっくり回しながら、面を取るわけだ。

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 そして、五ミリ用に作られたワイヤーどめ。コイツもこのままじゃあ、新しい6ミリのネジが入っていかない、なので、ここも六ミリに拡大しなければ。

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 こういう小さい金具を曲げず挟んで、6ミリのドリルを落とすのは結構大変なんだぞー。

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 よし、ネジ穴もネジもできたし、金具もできたんで、合わせてみるか。まあ下から覗かれるようなパーツでもないので、一回りでかくなったネジに気づく人のほうが少ないだろうね。

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 ひっくり返すとこの通り、若干でかいが、だからどうだっていうの?ってなもんだ、気にしない。あとはちゃんとワイヤーとめとして機能するか?ということだ。

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 うん、しっかりとまっているね。角度を変えると、

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 オオ!ここまで食い込んでいれば、大丈夫だろう。はい、これでまた往年の名品がまた街道で、シフトのお手伝いということになりそうだ。まだまだ働けるよね、ちょっとやそっとの若造なんかより、ずっと働けるに決まっている!

 まあ、こんな感じで、古めのパーツの一部が破損しているがゆえに、なんとも使えない、と思っているものも、ちょっと代替品かましたら、加工することで、なんとかなる、ということも大いにありうるということであります。

 まあ、基本構造が単純なんでね。

 どこまでできるか知らんが、困ったらまずは持ってきてみてくださいな。なんとかしようと努力はしますので。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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