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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ピストレーサーの活用法 26インチ化?



 これが2008年の写真なんですね、十年以上前のものです。パナソニックのピストレーサーです。杉並時代のものですね。

 古いお客さんといえばそうで、この頃は目黒でバーテンさんをやっていた、深夜営業が終わると自転車で帰ってくる、立ち仕事なもんで、自転車で帰ってくることの快適さを喜んでいた。

 それが阿佐ヶ谷で、ストーンというクラフトビール屋さんを開いて、これも相当なりますね。スターロードの二階にあります、コロナで大変苦労しているようですが、通販に手を伸ばしたりと、営業努力をして生き延びておられるようであります。

 ここのビールもうまいです!阿佐ヶ谷、スターロード、ストーンさん、是非よろしくお願いします!

 で、当初このようなフラットバーで、パナソニックのピストレーサーを乗っていたんでありますね。当時はブームの真っ最中だったかな?

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 それから数年しても、細かいところは対して変わらず、ずっと足として乗っていたようなんだが・・・。ここに来て大改造を!ということで、持ってこられましたな。

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 今回の大改造というのは、目的は中学生になる長男も乗れるようにということで、ホイールを小さめにできないか?なんてところがポイントとなりそうですね。

 700Cが当然付いていたんですが、これをワッパを小さくしたい・・・、承ってから、色々考えて650Cにしようか?と店主なりの常識的な判断を下したんだが・・・。

 ところが、今、自転車のパーツ類の欠乏が激しい。あってほしいものがない、ものがない、弾がないので、商売にならない・・・という状態にすでに入っているんですね。

 これがその実態に気づくと恐ろしい。

 在庫を見ると黒とシルバーの650cが一本ずつあった・・・。ワンペアがなかったんで、これは発注かけるかとやってみたが、いくつかの問屋全てに在庫がない。まったくない。

 小分けサイトなども見たんだが、まったくない、どこにもない・・・。せいぜいカーボンリムで見つけられたが、今回の大改造の趣旨には合わない。

 そこで、頼みの台湾に連絡を入れたが・・・、アレクシアの本社から、三年弱小分けの発注には応えられない・・・と大変ショッキングな答えが帰ってきた・・・。

 マジか・・・・・・・・。当店には優秀な650Cレーサーフレームが何本かあるが、これが出荷できないじゃん・・・。大変な時代だよ、これは。

 で、冷静に、今回の事案に戻って考察すると・・・。あるリム、26インチものがあった、黒でコイツで組んだらどうだ?と。

 太めのタイヤを希望していたことを考えると、これって結構いいかもよ。イヤ、こちらのほうが適材だわな。とりあえずはこれで、この事案は片付けよう。

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 これね。通常のかつてのマウンテンホイールになってしまった。タイヤは26×1.5インチ・・・、ドミノ倒しは当然起きるが、それを克服してのショップなわけだ。

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 多分タイヤの太さなんかは喜んでもらえると思う。逆に650Cにしたらせいぜい28ミリくらいしかないので、タイヤを選ぶことはできなかったよね、不幸中の幸いだ。

 で、ドミノ!

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 リムが遠くになるので、それまでのブレーキのリーチでは届かない、ロングアーチものにしないとダメ。ところがこれ不幸中幸いで、コイツはガチのパナレーサーだったんで、前後ブレーキは全てアダプターでやっていた、アダプター自身は下げることができるので、その利点を活かしたわけだ。

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 台座を緩めて下げればいい、ただし!タイヤが太くなった分、それなりのロングアーチは必要だ。

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 リアも板挟み形式なんで、シートステーブリッジの下に通して締め付けることで、ブレーキ調整が可能。

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 思惑通り!ブレーキドミノは克服。

 そしてもう一つ。700Cは633ミリ計算で直径を出している、それに対して26インチは570ミリ計算。その差は約60ミリ、これは直径の差なので、実際の高さはその半分の約30ミリ下がる計算となる。

 まあ正確にはタイヤが太くなった分、そこまで厳密にする必要もないんだが、とりあえず、次のドミノとしてクランクが車高が下がることで、ペダルが地面にこすらないように、30ミリ短くしましょう、という話になる。

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 ちょいと贅沢だが、ディズナの140ミリクランクをシングル化して当てる。どんなに倒して走っても、地面にペダルはこすらない、第二ドミノ通過!

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 あと地味に大変だったのが、抜けなかったピラー。コイツを無理やり抜いて、これは新しいものに交換、グリスをたっぷり入れて二度と焼き付かないよう願かけるよ。

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 フラットハンドルなんだが、bmx臭いハンドルにいつの間にかなっていた。

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 ブレーキは前後同時引きに、これはブレーキレバーは一本だが、ブレーキ本体はに系統あるので、違反ではありません。

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 大部変わった車体になったが、もともとはパナソニックのオーダー型のガチピストであります。

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 イヤー、実際変な自転車ができましたよ!これは好きな人はいるなあ・・・と思う。700Cのピストフレームなんだがもう少し牙を削って、街乗りにしたい、タイヤ太くして、気軽に乗りたい・・・という面々は必ずいるだろうね。そういう人にとっては、いい施工例かもしれない。

 700Cピストをアチコチ替えて、26インチ化太いタイヤ化、街乗り化完成!ということでありました。

 これも地味に当店回りではやるかもしれないね、27.5化なんてこともあるだろうね・・・。さてどこまで付帯タイヤが入りますか?なんて問い合わせも来そうだな・・・、知らねーよやってみないとな・・・。

 ちょっとジャンルになりそうな26インチピスト車の完成だ!!!
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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