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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

アルミ一体のハンガーが折れた!



 オット!ディレーラーハンガーが折れている!これって・・・、

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 bsの古いフレームだ・・・、コイツはある種因縁のフレームでもある、例のあれだ。

DSC_6502_convert_20210331210907.jpg

 ブリジストンレイダック、アルミ接着フレームだ。この頃のアルミフレームはアルミの出たてのフレームだよね、まだティグ溶接が確立されていなかったので、鉄ラグに接着という手法で作られていたはず。

 なので、今日のアルミフレームのようにフレームとハンガー別体ではなく、一緒の時代だったということだ。ということは、ハンガーが折れたら、もうフレーム終わり・・・ということになるの?

 まあ、それはもったいない・・・、ということでなんとか直すぞ!

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 まず欠けてしまったハンガー部分を削ります、次のハンガーの邪魔にならないようにね。

 そして、

DSC_6508_convert_20210331210924.jpg

 シマノのスモールパーツにあるコイツをくっつけてしまいましょう。といってもアルミと鉄なので、溶接ではつきません。物理的に付けるしかない。

 DSC_6510_convert_20210331210932.jpg

 このエンドのスリットに合わせて、鉄ハンガーとエンドをシャコマンで固定します。

DSC_6511_convert_20210331210941.jpg

 そして金具の穴からドリルでエンド側にも貫通さます。

DSC_6514_convert_20210331210950.jpg

 このように、穴を合わせるんですね、そこにタップを回してネジ山を作る。そしてボルトで固定します。

DSC_6516_convert_20210331211000.jpg

 このようにボルトで一点固定します、一点ですと場合によっては動いてしまいますが・・・、

 DSC_6518_convert_20210331211009.jpg

 もう一点は、クイックレバーで強めに挟み込むことで、二点留めとします。これで動きませんから。

DSC_6521_convert_20210331211017.jpg

 この新しいハンガーに74デュラを付けるんですが、金具の厚み分外に出てしまっています。そうなるとディレーラーのインデックス調整をより内側にズラさないといけませんが、既存のボルトではそこまで届きません。

 そこで

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 長いボルトに交換します。これでここを締め込むことでディレーラーの内側調整をより内側にセッティングできることが可能となります。でないと、ディレーラーは付いたが、トップ側の調整ができないという事になってしまいますからね。

 鉄だったら溶接という手もあるのかもしれませんが、そうなるともう当店では手が出せません、今んところね。

 逆にアルミだったために、こうしたメカ的な対応で、再生可能になったということなのであります。ある意味不幸中の幸いだよね。

 ある種のビンテージ車体、再度街道に戻りますな!
 

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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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