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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

クランクを短く 奮闘記



 全ネジに長ナット、コイツを使う必要がでてきた、勿論このままではなく、加工してだがな。

 そして、スケールにもちょいと手を加えないと、

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 メモリチョッキリのところに穴を開けるんだが、その穴の大きさが・・・

DSC_6638_convert_20210409164433.jpg

 なんと0.8ミリ!縫い針のような細さ。

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 これにて完成!って一体何作ってんの?左側には10ミリの真上に8ミリの穴が空いている。そして、下る所右側にメモリ140から5ミリおきに7つ0.8ミリの穴が空いている。

 で、どう使うか?というと。

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 こう使います。クランクのBBとの接点に8ミリのネジでスケールを留めます。

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 そして、鉄筆を任意の穴に入れて、動かすと、

DSC_6643_convert_20210409164525.jpg

 クランクに欲しいポイントに筋ができます、この筋とクランクの縦半分を通る線の交点が、開けたい穴のポイントになるわけであります。

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 このように、実験用クランクをジグに設置します。クランクの形状は色々ありまして、そこに垂直に穴を開けることが非常に困難なんですね。なので、いろんな工夫が必要になります。

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 垂直に立てたBBにクランクを固定して、下から先の可変性の全ネジをおいて固定します。

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 そんで下穴を開けて、ガイドを作ります。そのガイドに合わせて、

DSC_6649_convert_20210409164610.jpg

 13ミリのドリルで掘っていきます。鍛造ですが所詮アルミです、きれいな切子を出しながら削れていきますね。

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 13ミリの貫通穴ができました。ここに今度は逆ネジのタップを立てないといけません。ただ、正確に垂直に入れなければならないので、勘でやっては曲がってしまいます。かつて、タンデムの逆ネジを切る時ほんの少し曲がってしまったことがあって、トラウマ状態、確かアテネパラリンピック関連のパーツででした・・・。ごめんね丹沢くん!

 なので、今回は作戦を替えて、ボール盤の精度を借りることにします。

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 ボール盤に装着したタップを、手でゆっくり回して切っていくという方法に。重いんですが、まあコレなら曲がり様もない・・・ということで気長に回していきます。時間はかかります。

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 切れた・・・。早速ペダルを入れていきます。

DSC_6661_convert_20210409164659.jpg

 クランクは形状は色々あって、同じのクランクでも曲線が多いパーツなので、何を頼りに垂直を出せるか?ということが大変難しいパーツでもあります。そして仮に今回垂直がでたとしても、ペダルを装着する位置に曲面があったら、少しペダルが浮いてしまうことも起こります。その辺は後加工ということなので、ご了承いただくしかない。

 または、平面を出すフライス加工でもしないとダメかしら?

 とりあえず、しっかり入ったようです。そして

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 正確に140ミリの地点に穴は開けられたようですわ。よかった・・・。

 さて、これを軸に改良ポイントを検討し、よりよく精度を出して、本番だ!
 
 しかし慣れないせいもあるが、一つ穴開けて、タップを切るだけでも、たいへん疲れる、が・・・、面白い。これで救える事案も今後あるだろうから。

 単に短いクランクを作りたいもありと同時に、何らかの障害で左右の足の長さが異なってしまう人もいるだろう。そうしたことの微調整にも使っていければね・・・。

 あとは当面の、パーツ不足対応だな・・・。第一関門通過・・・ということでいいか。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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