メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |舐めたミケを抜く 拡張工事 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

舐めたミケを抜く 拡張工事



 フレームはFUJIのフェザーだそうですが、その他のパーツ類がかなり凝っていますね。まあ、それはいいんだが、これを持ち込んでこられた方は、どうも自分でクランクを抜こうとして、抜ききれず、クランク内の溝を壊し、外せなくなってしまった、ということで持ってこられました。

 来ましたな・・・。

 一年に、二三回はあるかな?という依頼。コッタレス抜きでクランク抜こうとして回していたら、クランクではなく、等のコッタレス抜きが抜けてしまったという、しかもクランク内の溝を壊してという最悪なオマケまでついて、なんてことはたまに起こります。

 当の店主も若かりし頃自分でクランクを抜こうとし、フィキシングボルトを外したのはいいが、ワッシャーがあるの気づかずそこにコッタレス抜きを入れて、回したもんだから、ネジ山壊しを起こしてしまったことも有りました。

 なので、自分でやってみようとする人には、こうした誤りは起こりえます・・・。

DSC_6979_convert_20210424203452.jpg

 やってしまったのは、なんとミケのクランク。すべてが良いものとはいいませんが、そこそこのクオリティーを誇るメーカーですからネ・・・。

 で、外せなければ壊してもらっても構いません。

 DSC_6981_convert_20210424203501.jpg

 ちょっとまって!壊すなんて最終手段だ・・・まずは観察。

DSC_6984_convert_20210424203510.jpg

 心なしか、BBしゃふとの部分が細いようにも見える、ということは・・・

DSC_6985_convert_20210424203519.jpg

 この手のでかい軸で押すよりも・・・、別のコッタレス抜き、

DSC_6986_convert_20210424203528.jpg

 この手のようなやつでやったほうがいいんじゃないか?とやってみたが、もうすでにネジ山がグズグズだったので、コッタレスだけが抜け落ちた。

 壊すには忍びないクランク・・・、なので、あの秘策を講じるしかないかな?

 DSC_6989_convert_20210424203537.jpg

 ジャン!見るからに高額な工具でしょ?はい、刃物は一番高額です。しかも頻度が年に数度あるかないか・・・。

 では、行いましょうか?

DSC_6993_convert_20210424203545.jpg

 まずはグズグズになったクランク内のネジ山を崩して、平地にしましょう。

DSC_6995_convert_20210424203553.jpg

 はい、ツルツルになりましたね。そしたら、そこへ、それまでのコッタレスよりも一回り大きなネジ山を切っていくことに。

 DSC_7001_convert_20210424203602.jpg

 このタップを使います・・・。こうしたタップやダイスという工具は、硬い金属を使うせいか、全てほぼ高額・・・参るんだが・・・、これを持っていることがプロショップという証でもあるようなところがあるから、全ては揃えられなくても、自らの守備範囲の工具は持っておかないと、仕事になりません。

 DSC_7004_convert_20210424203611.jpg

 慎重にねじ山切っていきます・・・。硬いといってもアルミなんで、鋼鉄のタップの前には、スル・・・スルッと切れていきます。

 そして、新たな溝が出来たところで、今度は今までの通常のコッタレス抜きよりも一回り大きな新コッタレス工具で、今度は外していくことに。

 DSC_7006_convert_20210424203620.jpg

 コイツですね。これからはこのクランクについての着脱は、この特殊コッタレス抜きでやらないといけませんので、この工具を付けて、自転車をお返しすることになります。

DSC_7008_convert_20210424203629.jpg

 ほぼ無傷で外せたよ・・・。

 ただし、問題はまだあったのだ・・・それもまた続きということで、後日公表してもいいかな?と思っている、もちろん成功したら・・・だが。

スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/4785-63a90f37
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター