メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |カンパってわけで ヘッドパーツはすかす! tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

カンパってわけで ヘッドパーツはすかす!



 これを高校生の時に購入したというんだから・・・、そういう時代だった・・・んでしょうね。相当お年玉貯めたのかな?その自転車をご自分の高校生の子どもに乗せようということなんだが。

DSC_7229_convert_20210508170626.jpg

 プジョー!の鉄フレーム。今作っているのか?かつてはツールに出場するチームにも提供していたメーカーですね。

 これ始めてきた車体ではなく、何度か来てもらっている車体なのだ。

DSC_7226_convert_20210508170609.jpg

 このディレーラーなんかは、覚えておられる方も多いかと思う、ちょいと前の本ブログで、ワイヤー調整ボルトを直した経緯を公表したもので、本当にこういうパーツが普通にあってくれればいいなあ・・・と切に思っているんだが。

 DSC_7227_convert_20210508170617.jpg

 こんなクランクも付いていますよ。これが数十年前の高校生が乗っていた?やっぱりお年玉とアルバイト代を相当貯めたんじゃないのかな?とどうしても想像してしまうが、そうやっても頑張れば手が届いた時代だったんですね、勿論値段だけでなく、そういうものがあったという意味でもね。

 DSC_7240_convert_20210508170702.jpg

 そしてちょいと吹き出したのが、ここ。年齢からいって、高校生の時代にこのエルゴパワーはなかったんじゃない?と思いまして、

 DSC_7236_convert_20210508170652.jpg

 この象さんのようなエルゴパワーですが、これは後年オークションにて手に入れたということですね。

 このエルゴパワーもまた人間工学的に優れている。あのちょうど扇形のあたりに指がかかると、スルッとブレーキがかかると言うね・・・。

 店主はそういうレトリックは使わないが、鋳物の師匠なんぞは、こういうときにいう。この曲線がセクシーなんだよって・・・。

 機能的に優れていながら、セクシー・・・だって。機能とセクシーをリードしていたんだから、それはもう日本の工業製品メーカーは色々と太刀打ちできなかっただろうか?いえいえ、なぜカンパがエルゴに走ったかについては、それこそ日本のメーカーの手元変速という高機能の実現があったことは事実なんだが。

 では、カンパがタダの手元変速として後追い対応しただけか?というと、そんなことはまったくなかった。

 なんとセクシーな機能にしてしまったところ、あとブレーキの引きは、暫くカンパだったが・・・、その辺が抜かれても、ただ抜き返すにとどまらない余力どころか、底力があった時代のカンパだったなあ、今思うわね。

 そういうカンパが好きだった者共からすると・・・翻って今のカンパは・・・、語りたくもなし、寒波の如き寒気と虫唾の走る迷走会社となってしまったように見える。一体どこに向けて、何を作ろうとしているのか?話題といえば、13速・・・。

 それまで培われてきた社の伝統というものは一体どこへ消滅していってしまったのやら。もしかして、乗っ取られてはいませんか?今の日本のように。明治あたりを「伝統」と勘違いした、無教養の垂れ流す目先だけのビジョンと、ブランドか安値以外に無関心を鍛錬された消費者による、二重の乗っ取り・・・。

 カンパも日本も自治を忘れていないか?

 DSC_7222_convert_20210508170550.jpg

 そうそう、でここでの本番はここ、ヘッドパーツが馬鹿になっていたということ。ちょっとした調整どころではどうにもならなかったということだったので、ヘッドパーツ交換が必要になった。

 でもねえ、タダの交換じゃ・・・ね、別に緊張するほどではないが、それなりのものを付けてやりたい・・・とは思うんで、アレを使うしかないな。

 DSC_7232_convert_20210508170634.jpg

 タンゲには感謝です、いま生産に追われてほぼ全くといっていいほど相手にされていませんが、こういうものを作り続けてくれていることに感謝ですよ。

 なんと言っても、

DSC_7234_convert_20210508170643.jpg

 こういう刻印なんか入れてくれていてね、クラシカル、ちょっとすかしたもんなんかにも現行品として、しっかりあってくれる、レビンでも悪くはないが・・・、やはりこのくらいの小細工は欲しいもんだよんね。

 DSC_7223_convert_20210508170601.jpg

 こういう自転車が普通に走っていける、そういう環境を小さい店長も確保していけたらと・・・切に思う。

 何も、プレミア、ビンテージなどという高値だけに振られている状態ではなく、そして別にカンパだけではなくて、普通に、あるいわ頑張った高校生であっても、こうした車体に触れることが可能な環境をちょいと育てていけること、そんなことも目標の一つであるのかもしれないな。
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/4797-f9a81bb1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター