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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

メイト?まあ持ってきたなさいよ 子育て仕様その1



 事前に電話で自転車を厚木から持ち込んでいいか?という連絡が入りました。

 メイトっていう自転車なんですが、いいですか?

 いいも悪いも、持ち込まれて見ないとわかりませんからどうぞ!ということで快諾したんだが。

 メイトなんですが、いいんですか?と。はい、ですから、どうぞ!

 ということで持ち込まれたのが上の写真の車体。何度か念を押された理由はこれだったのね。確かに、電動自転車で、というより欧州のEバイクだよね、重々しくって、なんだこのタイヤの太さは?まあ、普通に走っている日本の電動自転車とは大分趣が異なりますね。というか、全くの別もんだよ。

 クラウドファンディングで出来たんだと、東京の洒落たところに代理店があるそうで、実はもう結構国内で走っているらしい。人によってはもう見かけたとも聞いた。知らぬは店主ばかりなり。

 事前に調べておけばよかったんだが、まさかこんな異形に近い自転車来るとは思わなかった・・・、安請け合いし過ぎかな?とも少し反省・・・。でももう、目の前に来たんだから仕方ない・・・、なんとかできるとこまでやるしかない。

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 たしかにゴッツいよね・・・、どうも子育て仕様にしたいらしいが、案の定どこの自転車屋からも断られたということだ・・・。よくあることだが、今回のこいつは、当店もお断りになるかもしれないなあ、と正直思ったんだが。あまりにも今まで扱ってきた車体からするとぶっ飛んでいますからな。

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 一本足のスタンドが付いているが、これで子育ては大変という意味で、両足スタンドを付けてほしいというのが、まず第一のミッション。

 しかし、この幅に対応する自転車のスタンドなんてあるのかよ?

 DSC_7401_convert_20210519210259.jpg

 しかも左がディスク仕様だし、

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 右にはディレーラーもある・・・、ダメダメの条件が揃いに揃いまくっている。

 もう、見るからに「当店でもダメですね」と言ったほうが楽そうだ・・・。と入っても、やらずに断るのもねえ、と言って・・・やって傷だらけにして、やっぱりダメでしたというのもなあ・・・。

 やはりやらずに断るほうが無難・・・かもしれない。

 という展開にはどうしてもならないのが当店・・・とにかく見切りでやってみるか?と、スタンドというスタンドを引っ張り出す。

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 こいつらが、当店回りでいうスタンドの猛者共だ。当然このままでは幅が合わない・・・合うわけがない。でももしも加工でどうにかなる範囲のものだったら、もしかしたら、依頼者の思い通りの展開になるかもしれないね。

 で、3つ共に加工手前の計測をやってみたら、まずいことに・・・、誠にまずいことに、3つとも加工による取り付けは可能という結果がでてしまった・・・。この何インチか知らんが、野太いタイヤにかすりもせずに屹立することができるんだよね、この三本共が・・・。

 こう考えてみると、自転車パーツというのもスゲーポテンシャルを持っているということがわかるね。驚いたわ。この手の異形に近い車体となると、何もかもオリジナルでないとダメに作られていて、スモールパーツから交換パーツに至るまで、その分かなり高額に作られているなんて例は掃いて捨てるほどあるわけだ。

 それに対して少なくともスタンドに限っていえば、一般パーツでどうにかなってしまうというのはある意味脅威だよな。

 で、この3つの中では左のものが一番手っ取り早く取り付けはできそうだ・・・でも、この何もかもぶっとい車体からすると、右の牛乳屋や築地で走っていたの実用車四足スタンドが一番似合うよね・・・。どうせ無理難題で、ぶっ飛んだ車体に取り付けるなら、ぶっ飛んだスタンドが取り付けられたら面白い・・・なれば、この四足スタンドの取り付けを目指すべきだよね。でも、これが最初で最後になるだろうな、多分。

 ということで、やってみることに。

 車体だけでも三十キロくらいある?そこにスタンドを取り付けるとなると、スタンドのない状態であれこれやらなければならなくなる・・・、当然一般の作業台に取り付けるわけには行かない・・・。

 そこで、ワイヤーをかけて、外二階の単管に取り付けてあるウィンチを使うしかないね。そこで車体を浮かせて、施工しよう・・・。

 しかし、想像はつくと思うが、まあ大変で大変で、何度も外してはあてがって、計測しては印を付けて曲げたり折ったり、穴開けたり、切り取ったりと、大立ち回りの展開となった・・・。

 まずは取り付けるだけでも大変だというのに、リアディレーラーなんかが付いている・・・。築地で走っていた自転車にディレーラーは付いていたか?牛乳配達の自転車にディレーラーに付いていたか?そう、あの四足スタンドにはディレーラーを取り付ける余地などないのだ・・・。

 ったく、自分で選択したとはいえ・・・、面倒くせーもん選んじまったわ・・・。

 とにかく、思い車体を浮かしたり下ろしたり、ネジ締めたり緩めたり外したりと一体何日かかったかな?

 勿論作業に夢中で、途中の作業工程など写真や動画などは一切ない・・・。

 ということで、どうなることやらなのだ!

 続く!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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