一日の長 さすがお兄ちゃん やりきった！

　ほぼ塩漬け状態だった、コイツが出ていったのが数ヶ月前。今は外されていても、かつてのＮＪＳ走りに締まりは有りますねえ、ご老体のはずなんだが。

　で、コイツを乗り継いだのが、あの玄人はだしの自家塗装の鬼！通称カメレオンマンこと、Ｂさんなのであります！彼がこのままで乗り続けるわけがないと思いましたが、案の定の展開となりました。

　とはいいつつも、第一回のあれよりも大分バージョンアップした発想と技の応酬で、かなり回りを楽しませてくれました。



　全開は確か昨年の秋頃でしたか、印字のシートを手で切ったりとまあ、手間かけまくりで1月以上かかったかな？今回はその反省を込めて（店主含め）手切りはやめて、その辺はカッティングマシンをより活用しつつ、もっとデザインに沈潜しながらすすめていこうという作戦。

　

　途中、見切り発車の妹さんのサポートなんかで時間取られましたが、なんとか5月中に完成ということで、あの手のこんだ状態でよくまあ一月以内で出来たねえ、と周りの評価も高い・・・。

　そんなスケジュールのことなどよりも、出来がまあ、一段とレベルが上がって、これ他所から依頼が来るんじゃない？というところまで行ってますんで、まあご覧ください。


　
　今回のコンセプトは、ラーメンどんぶり的なイメージということだ。朱とクリーム色、それに雷門とそれを暗示していますな。

　

　中華料理店の窓枠なんかに有ります「喜喜」相喜というんだそうですが、コイツも仕込んでいます。



　ヘッドチューブには、自分の名前を篆刻した印字を配置。今回はフルネーム出来ましたね、前回は名字だけでしたが。

　

　このヘッドチューブ裏には、隠れパンダも住んでます。芸が細かい・・・。



　これは惜しかったんだが、パイナップルも二個フォークに食わしています。



　どうせ塗るなら、アルミ板もやってしまえと朱のアルミになりましたが。



　これがすごいよね、と感心を買っています。漢字の草書体を探してきて、それを枠取りしてカッティングで切り出したわけであります、実に細かいところも切り出されている、マシンの性能を改めて感じた次第、またマスキング専用シートの優れたところも確認、これは使えそうだなあ。



　書かれている文言は、ほとんど全ておめでたい言葉と教訓もの。万事如意とあります。



　恭喜發財、まあ日本で言うと商売繁盛のようなもんでしょうか？



　パーツはほぼ元に戻し、チェーンとワイヤーのみ金にしてみたという凝り方であります。



　これが全貌です！まあ、本当よくやったよね・・・。

　

　暫く自分の作品を多角的に撮りまくっていましたね、その内、これもまた玄人はだしの報道写真家がやってきて、撮影大会になっていた。

　傑作はこれ・・・、




　文化大革命の時代、プチブル階級ということで粛清に合う前、自身の愛車と共に取った最後の撮影・・・、なんて題がつきそうですね。

　ということで、5月はこの際塗装兄弟に話題をすべてもって行かれた感じです！



　これで、自家塗装希望者が増えるんじゃないか？なんて予感有りです、サポートしますよ適当に・・・。



　撮影終了後、自身の再塗装した自転車で、さっそうと次の目的地へ向かって踏み出した、次のフレーム、自転車を探すたびになるかもしれない、カメレオンマンの挑戦は続く・・・だろう。