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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

シフターとディレーラー やっぱり手元ですね



 華美ではなくて、これはいいよねえ。モロイタリアンフレーム狂ではない店主からすると、まあそんなに騒ぎすぎることはないだろう・・・と思ったりするデローザなんだが・・・。

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 これは地味というか渋くていい、これなら乗ってもいいかも・・・なんて思ったり。

 で、今回コイツもシフター問題でやってきた。逆にいうと今までよく我慢してきたね、ということかもしれないね。

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 最初の取り付けが、Wレバーというシフター。変速には、ハンドルから手を反して、ダウンチューブのここまで持ってこないと出来ません。

 そういう自転車はあってもいいんだが、例えば店主がかつて子狸を保育園に送っていた自転車がそうだった。Wレバーのシフターだったんだが、いつしか、やはり手元変速のSTIに変えてしまったことがあった。

 とっさの変速の時など、やはり手元にあるに越したことはなかったからね。

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 なので、この600のブレーキレバーごと、STIに交換ということになった。

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 はい変更!

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 勿論中古ですが、それなりの状態のものを持ってこられました。

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 ただ、シフトは硬い・・・。それは古いからというのではなく、この時代のシフトはそんなもんなんだろう、ということだろうな。それでもハンドルから手を離さないで、シフトができるのは安全でいい。

 と、このSTIには縛りがある!

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 このSTIにはこの74デュラエースのリアディレーラーしか使えない・・・。シマノ600のディレーラーをあてがっても、シフト外れる形式になっている。

 この頃からあとのSTIはグレードが違ってもかなりシンクロしてくれて、互換性が強かったんだが、この74デュラだけは頑固もんで、他を寄せ付けなかった。

 でもねえ、先日もシフターとディレーラーの互換性の問題について愚痴ったようなことを書いたが、昨今本当にこの二つの関係が複雑になってきているんだよね。

 同じメーカーでも、グレードによって、分断のような引きシロの違いがでてきたり、ギア枚数増やしたりして、それがまたサードパーティーものとも絡んで、もう訳がわからなくなってきている。

 繰り返すが、手元変速はやはり重要だ。安全ということでも、また普及という面でもどう考えても重要だ。実際今回の改造以来だって、初心者に最初はWレバーであてがったものが、使い勝手と安全性の観点から、手元変速に替えざるを得なかった。

 そうでなければ、せっかく乗ったレーサーだって、途中で諦めてしまうかもしれない可能性だってあったのだ。

 そういう意味でも手元変速は重要なのだ!!!

 というところが基本なんだが、手元変速=シフターとディレーラーの相性が複雑になってくると、もう純正のもの通ししか使えなくなってしまうという問題が出る。

 純正同士で使えばいいじゃない、どこが問題なんだ?と思う人もいるかもしれないが、長年、例えば今回のように鉄フレームで74デュラエースで乗っていた人が、コンポを替えざるを得なくなった時、今のマウンテンチックな黒いアルテグラにストレートで交換します・・・ということになるんだろうか?

 勿論なる人がいてもいいわけだが、中には見た目や雰囲気を非常に大事にするこだわりの人というのも大分いるもんなのだ。

 まじかよ・・・、何付けりゃいいんだ?ということで、中古の海を渡るしか他に選択肢はないのだろうか?もっとこの辺の互換性がゆるく作られていたら、その他の選択肢の幅は相当広がったんじゃないか?とは思うんだが・・・。

 まあ、今後もし店主が積極的にやるべきことがあるとすれば、複雑になったシフターとディレーラーの関係をアダプターのような仕掛けを一つ噛ますことで、互換性をゆるく出来ないか?そして、それぞれのパーツの組み合わせにもう少し自由度を増やすことが出来ないか?ということの探求ではないか?と勝手に思っているんだがね。

 純正メーカーには大分嫌われるだろう・・・、シマニョーロや、スラノなんてことも、もっと自由に正確に簡単にできるようになれば・・・、いいんだがねえ。

 その実験になるような、六十年代レーサーの手元変速化・・・とギア比軽減から、より長く見た目もそれなりに、乗り続けられるビンテージを作り変えられる施工をすることかもしれないと、画策中なのである。

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 うん、様子がいいクランクだ。スギノやその辺があるので、まだ希望は持てるかな?

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 そうそう、こんかい改めて思ったのが、シマノのフロントの変速効率の良さだね。ほんの少しのSTIのひねりで、カチャとフロントのシフトが行われる。これは当時としては驚きだったろう、と2021年の今でも思うね。この辺は流石だわ。

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 ホイールも、シルバーのロープロファイルのWOタイプに組み替えた、そういう下地は作ってきたんで、ビンテージレーサーを雰囲気壊さず、手元変速で山にも行けるギア比の搭載・・・なんてことやってみたいよね。

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 ということで、より安全で高機能な74コンポになりました。これでまた、距離や時間が延びるでしょうね、二児のお母さんなのに、本当体型が変わるくらい、よく乗っているよなあ・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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