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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

夢の台湾一周号 暫定完成の巻 迷える子羊企画



 取り掛かって、途中サボりや諦めもありながら半年ぐらい、ダラダラかけていた、夢の台湾一周号が暫定的に完成ということにいたしました。

 暫定的というのも、まあ、まだまだあちこち検討の余地ありということと、あとは実際に乗りながらギア比なんかを変更していくのもありか?というまあ、なにをもって完成!と言うべきか、どうも切りがないので、いつまでもぶら下げた状態というのも何なんで、取り敢えず一区切り、「完成」ということにいたします。

 今回のテーマはいくつかありまして、それらを設定しながら、ハードルをどのレベルで越えられるか?というのがまあトライアルと言えばトライアルだったかな?ということであります。

 第一目標は、何故か台湾一周!!!もうすでに一年半以上行ってませんな。昨年の年の始め、台湾では春節前の今思えば最後に海外に動けたギリギリの時期でありましたな‥・、以来東京監禁ですわね。

 だいたい九州と一緒の大きさという、東は山がありまして、走行環境は悪くなさそうなので、是非台湾を自転車で一周したい。亡くなられた鬼海さんがもしお元気でしたら、マジでご一緒したかも知れない企画なんでありますよ。

 店主が代わりに実現しますよ!その際、LCCの機内はさすがに無理か・・・、最小荷物で台湾にいくためにはやはり折りたたみがいいだろうということで、夢想した一台であります。ただし!折りたたむからといって、走りを犠牲にしたくはない!
 
 そういうところから、単なる折りたたみではない、走りを犠牲にしない!という2つめの目標を掲げ、普段から折りたたみに関して抱いていた違和感なるものをここで一大克服してみようという、小径車無視モードの店主としては珍しく小径車に燃えた企画でもありますね。

 途中なんで、こんなに盛り上がってんの?と店主自ら俯瞰したほどだ。

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 突然飛び込んできたダホンのフレーム、実は完成車だったんだが、フレーム以外のパーツは全て他のダホンに載せ替えてしまい、フレームのみが残ったわけだ。

 意外と軽くて、頑丈そうだったので、もったいないからコイツを使おうということに。

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 メトロ・・・他に聞いたことがある名前だが、とりあえずダホンのメトロという車体を基体とした。

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 しっかり真ん中にジョイントがある、これも頑丈そうなので合格だな!

 さて始めっか・・・。

 まず折りたたみの一番の気がかりが、ハンドル周りなのね。あのバタンと倒れる、長いT字のハンドル。あれが苦手なのだ!なんかブレーキのたびにグラグラして剛性がない。走っていると、何かの拍子でバタンと倒れやしないだろうか?という妄想もありであります。

 なんとかしないと・・・ということで、変えたのがこちら。

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 オーバーサイズのヘッドパーツに変えて、折りたたみ式から、引っこ抜き式にしたということであります。これなら物理的にフォークのコラムに差し込んであるので、よほどの力をかけない限り、ここが自然と倒れることはなくなります。

 ただ引っこ抜くことに関してわざわざ工具と使うというのも折りたたみの趣旨からいうとうまくはない。そこで、手回し式の工夫をしたわけだ。

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 長ナットに穴を開けて、6ミリのボルトを通して、手回しで着脱できるようにしたわけね。この辺の詳細はまた別の機会に。

 そしてここを見ると分かるように、ハンドルの高低はステムのボルト二本で自由に無段階で調整することができます。これ特許は取れないが‥・、小径の設計者の皆さん、どうぞパクっていいですよ!

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 T字が苦手、フラットハンドルが苦手ということで、やはり台湾一周するなら、ドロップでしょうということで、ここは当初からドロップハンドル取り付け予定でありました。

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 コンポはもうすでに謎コンポではなくなってきました、センサーを店主も使ってみようということで今回採用です。エントリーモデルは、やはりアチコチゆるい感じはしますね、アレ?さっきまでちゃんとセッティングできたのに、何サボってんだよ!といいたくなるようなこともありますな。

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 まあ、そこそこ動きますが、小径はチェーンの間隔が短いからなのか?ちょっとセッティングはレーサーと比べるとデリケートというか、難しいかな?それともこのセンサーの癖なのか?ちょっとわからないが。

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 そして、このフレーム自身は前シングルの設計で、それ以上の小物なんかも付いていなかったんだが。台湾一周するなら、前二枚は欲しいですね、ということでダブルにこだわった。しかもチェーンを指つまんでシフトするというのではなく、敢えてここにフロントメカ付けて、手元で変速できるようにこだわった。

 実はここが今回一番手がかかったところかな?と同時に、暫定ということの意味が、ここに集中しているともいえるんだよね。

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 本当ここ‥・、とっつけては外して、外してはまたとっつけて‥・、要は剛性ということだったんだよね。見ると分かるが、フロントメカが付くためになんと二種類のアルミ削り出し金具が使われているんだが・・・。

 フロントメカはというか、リアメカもなんだが、ワイヤーで決行な力で引っ張られるわけで、取り付けにはそれ相応の剛性が必要になります‥・、なので、最初の試行の時は、フロントメカの角度や位置はそこそこ良かったんだが、剛性がなくて、引くたびにフロントメカが動いてしまい、まあコレは使えないということで、何度も外して、金具一個で取り付けを考えてやってきたんだが。

 そうなると、今度はフロントメカの付いて欲しい位置につかなくなる、チェーンの干渉がすごい、カラカラいって使い物にならない。

 ギア板の歯数を替えて、音のしない所にチェーンをもっていく工夫をするか‥・?または昔のフロントメカを探して、より長い範囲をカバーできるものはないか?なんて色々やってみたんで見つかるわけもなく。

 再度この二個の金具を挟むことに。さて剛性出すためには頑丈なネジを使って鬼じめをする、緩みどめなど使ってできることをやってみた結果、剛性の度合いはかなり上がってきたかな?
 
 取り敢えず、ほぼすべての組み合わせにチェーンがかかり、音鳴りもかなり少ない状態で回せるようになってきた。

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 インナーの歯数は38Tで130ピッチでは最小のチェーンリングであります。

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 そしてアウターは58Tというかなりでかいチェーンリンク。小径車なんでこうした遊びは面白い、700Cだったら絶対に考えられない歯数だよね、アワーレコードでも出るの?なんてからかわれそうだ。

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 ホイールは20インチのHEなので、タイヤは選び放題だ!このサイズは700Cに次ぐ種類を誇るサイズだろうね。

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 ブレーキはショートリーチ!相当効くね、なんとTRPを使用、まあテクニカルサポートやっているんで宣伝兼ねて使わないとね・・・。

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 削り出しの見た目でちょっと高級感ありだね‥・、効きは申し分ない、いいブレーキです!

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 サドルの高さに妥協はない!ということで、これはこれで満足であります。ただここまで長いとしなるね・・・。これはハンドル周りについても、しなりはあります。

 この辺もどうやって克服していくか?という課題はまだありでありますな。

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 ということで、自分でかなりハードルを上げたつもりのダホン、メトロの大改造号。殊にハンドル周りと、フロントダブル化、フロントメカ設置というところにこだわった施工例であります。

 このどれかを実現したくて、ウズウズしていたダホンファンの方々には、少しは参考になったかな?ということで、これもまた迷える子羊企画ということでもありましたね。

 さて、取り敢えず走りますし、そこそこ変速もします、スピードもそこそこでますね、フルブレーキすると長いステム部分が撓むので、この辺もまた次の課題だな・・・ということで、少し自走をすることで、様子を見ていきたいと思いますね。

 ただ、ちゃんと走るのは当たり前として、本当に折りたためるの?という疑問はありでしょうな、次回はその実演をしてきたいと思います!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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