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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

養生訓と医学 細細と静かに営業 その2



 ひとつ閑話休題はさみまして、続けますか。

 日常の個々の経験を元に基づいて自己管理をするというのが養生で、非常に専門性の高い知見や技術を必要とするのが医学・医療というざっとの分類をいたしました。

 地球の真の姿は今の所、球体ということになってはいますが、事と範囲を限定すれば地球は平らであるということでも問題は片付くことがある、イヤ、むしろ日常ではそれで殆どが片付いてしまう。

 これは、軽い病気などがウィルスによるものなのか?細菌によるものなのか?わざわざその原因を突き止めなくても、いつもの卵酒や水で薄めた葡萄酒などを飲んで、ビタミンCを取って寝ていればそのうち回復してしまう、というのとスライドできる、ということにしましょう。

 つまりちょっと風邪をこじらせた、などという場合には、いちいち医療の力を借りなくても、自分にあっている養生訓の実践で事が済んでしまう場合がある。

 ところが、それではすまないような、ちゃんとした病名がついて、その原因が解明され、薬、高度な医療器具、治療法まで開発されているような、本格的な病については、養生訓の出る幕は殆どないということになる。

 さてコロナは?ということなんだが、これが実に厄介な所にいるのがこのコロナなのではないか?と思われるんであります。

 つまり症状の軽重が人によって実に様々だったということ。まず感染しているにもかかわらず、何も症状が出ない・・・。こうなると養生訓もクソもない、その手前ということになります。

 そして、軽症のもの、中等症、劇症化してものと人の年齢や、既往症、抵抗力などの様々な要素によって出てくる症状が変わってくる。

 となると、軽症のものなんかは、養生訓レベルのものでいいのかも知れない。この辺で幸福にも終わっている方は「コロナなんてただの風邪」と思ってもおかしくはない。

 そして、中等症以上、劇症化まで進むと、高度の医療器具や、手厚い看護体制を必要としこれはもう、養生訓の出る膜などなく、完全な医療・医学の分野に入っていく。こうなると、コロナは風邪などというのは妄言のたぐいと退けられます。
 
 そして、より正確には、養生訓と医療・医学の間に、民間療法という領域も存在します。これはその効果が健康保険の対象となるほどのものとまでは普遍性がない・・・ながらもある一定の効果がある集団内では認められているというもの。

 この民間療法というのは、もろに玉石混交で実に怪しいものから・・・なんで保険の認可がとれないの?と言うくらいのものまでまあ、実に様々ありますね。癌は粉ミルクで治る・・・、輸血しないで海水で健康になる‥・、というレレレ的なものから、丸山ワクチン(その真偽はどうなったんでしょうか?)・・・のようなものまで。

 今回のコロナに関しては、イベルメワクチンというのがこれに当たりそうです。500人に投与している町医者の方が、一方で賞賛を受け、一方で疑問視される、そしてまだ認可はおりていない状況などであります。

 町医者で500の症例があれば、個人的専門家の見解としてはかなり信憑性があると言えそうです。ところが、これを一般化していかねばならない、公的機関からすると500人の症例など0に等しく、信憑性には程遠い、ということになりましょう。

 ことが進んでデルタ株という強烈な変身を遂げたコロナに対して、未だにただの風邪!とか抜かす連中はまあ、少なくなったんでありましょうが、恐怖心からウィルスを打たせて、闇の組織の指導による人口削減計画が進行中!という話をばらまいている人たちもいるようです。

 コロナの専門家がいないということで、養生訓から、民間療法、それも怪しいものから信憑性の有りそうなものまで、そして映画のような陰謀論まで・・・、そして医学・医療分野でも、まあそれぞれ混乱が起きて、収集がつかないでいる状況なんだろうなあ、と思います。

 いろんな説や研究成果が、様々な機関から、日々すごい量が産出されて、それが取捨選択されて、様々な言語で配信される‥・、まあ、大変なことが起きているようです。

 店主が思うに、このデルタ株に変身した新生コロナに関しては、もう完全に医学・医療の領域、信憑性の高い民間療法・・・にあると思われます。罹患したらもう、養生訓では危ない、そう云う段階にあるかと思います。

 そもそもが未知の病原に対して、アマチュアから、セミプロ、プロに至るまで混乱するのはある意味当たり前かと思います。未知なんだから、それは仕方がない。そして、様々な説が出ては消え、何かが残り、そして何が間違いだとされ、それがまた後に覆されようなことが起きるでしょう。

 それはもう仕方がない、未知なんだから、トライアンドエラーを繰り返しながら、未知を既知にしていくしかないんですね、そして今それがまさに今起きているというわけであります。

 コロナは軽症から重症に至るまで、その出方が様々なために同じく様々混乱が起こります。これは癌などの病には起こらない現象かと思います。

 もう、未知だから混乱だらけ、この混乱は暫く続くことになるかと思いますな。

 さてそうなると、それらの諸説をどう見分け、嗅ぎ分けて、自らの生活に活かしていけるか?ということが最後に問題になるかと思います。

 専門的な見地から発せられる様々な見解に対して、素人がその真贋を判断できると思うのはもう傲慢で、もう何に基づいてどうしていいのやら?という状態でありましょう、店主もふくめて。

 そうした時、ひとつの基準になるかも知れないものを提示して参考になるようであれば参考にしていただきたいと思います。

 それは物事を極端に単純化しているか否か、というところで一つの見分けがつくかもしれないということです。

 コロナだけではない、複雑なこの世の中の事象を人はどうやって理解し、了解しながら生きているのか?どういったものに信憑性を感じ、逆にどういったものを胡散臭く思うのか?

 分かる=理解するとはどういうことか?色々あるなかで事柄を解きほぐして=分解=分析して、それをまた総合するなどしながら世界の構造・事柄のなんたるかを紐解いていく。

 要素ごとに分けて、分類して、整理して、それぞれの要素ごとの内部の構造、そしてそのそれぞれとその外部要素との関連や関係を突き止める。こうしたことが物事を理解していく過程に生じることかと思います。

 実に効率とは真逆の、時間と手間のかかる作業の連続というのが探求、そして理解していく過程には伴われるでしょう。

 これに対して、これとは対極に、実に効率的で時間と手間のかからない方法があります、それが物事を単純化していくことで、理解したと誤解する作業かと思います。

 理解するとは複雑なものを複雑なものとしてまるごと捉えていくことですが、単純化とは複雑な事象の中で、自らが核心部分と思われる点のみを抽出し、その他多くある不整合な部分には目をつぶり、隠蔽、または無視することで世界を理解したと自ら誤解している状態のことをいいます。

 ですから言説そのものが浅薄で深みがなく、軽薄で単純であります。

 世界観そのものが単純なので、そこから出てくる次の一手のスローガンも実に単純な言葉の連呼となります。「日本は在日によって・・・」「世界は〇〇によって支配されている」「ホームレスや生活保護者は不要だ」「オリンピック反対は反日だ」。

 なんだかこの前までソーリ大臣やっていたような人までも厚顔無恥にも単純な御託言を並べていましたが、まあそういうことであります。

 主張の背後にある世界観がまるで映画のセットのようにペランペランのベニアに描かれているようなものであったら、まああまり信憑性が高いとはいえないのではないか?と思います。

 コロナは風邪だ、ワクチンはすべて悪だ、ワクチン接種によって〇〇は人口削減計画を実行している・・・などというファンタジーは三文SF小説の中だけにしておいてもらいたいもんです。
 
 デルタ株に罹患して約一週間、予断を許さない状況に有りましたが、ようやく平常に戻りつつある者もいます。熱も下がってきたと思ったら、また上がり、高止まりし、そして徐々に、徐々に下り基調で上がり下がりしながら、ようやく平熱に近づいてきたと。

 インフルエンザにも罹ったことあるということで、今回のコロナとの比較については、重篤(高熱、咳、頭痛、ダルだ、味覚・嗅覚異状)さと急変による悪化の不安と恐怖感はもう比較にならないものだったということです。

 こうなると罹患するしないはもう運の問題になりつつある中で、自転車というものの重要性を、公共交通機関に代わる機動性を再度実感する次第であります。

 なので、当店はほそぼそながらも営業は続けます。また狸市の方はまず今月いっぱいは全てシャットアウト、来月も様子を見ながらとなります。

 店も最小限の接客と作業に限ってまいろうと思いますので、暫くは無愛想な展開かと思いますが、状況が最悪の上、何かとご理解いただきたいと思います!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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