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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

身体の内観語を持て・・・



 ダンサーである店主の女房殿は、ダンサーだけに自らの身体に対する内観言語・・・というようなものをかなり鋭く持っている、ようである。

 イメージと実体である身体との差のようなものか?隙間のようなものか?そういうものを常に感得しては、それを言語化しようとしている、そうした日々の鍛錬からその内観言語と言うようなものを確立していったんだろうと思う。

 その点、店主は全くダメ、そうした自分の身体を説明する言葉というものを全くと言っていいほど持っていない。

 なので、どこが痛いだの、何かズレているだの、変だのと、雑駁なことははけても、それを的確に捉える言葉がない。

 そもそも自転車ってもんは、サドルに座り、ハンドルを握り、両足をペダルに置いて回す・・・、単純に言えばそれだけだ。

 BMXのような曲芸レベルに持っていけばそれはそれでかなり異なるだろうし、ロードだって極限的状況ではそうした体の捌きというものが物を言うことぐらいは分かる。

 ただ、体操や、飛び込み競技のように、各筋肉から体表に至るまで事細かな運動神経が行き渡っていないと乗れない、なんてもんではない。

 むしろ多少そのへんの運動神経がなくとも、強靭な精神力で、人並み以上の持久力を地道に積み重ねたやつが勝つ・・・なんてことが起こりうるのも自転車競技の側面にはあるだろう。

 という意味で、せいぜい自転車とのセッティング・・・だろうな、その接触とどう動かすか?ということぐらいは多少の把握はあるが、事自らの身体の隅々に至っての把握などは全くできていない。

 なんかもう五十年以上動かしていればもう捻れもズレも何もかるアリアリだろう、というぐらいにしか捉えていない。

 そんな中、耳を引っ張るように連れてこられたのが、ここであったのだ。

 確か七年以上前に来たことのある、深大寺近くにある温泉なんだがね。

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 中にはいると鎧がお出向かいしてくれる。静かで良い雰囲気のところである。

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 足湯があった。ここで十五分くらい足をつけてボーッとする。

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 温泉から出たあとゆったりするスペースなんかも用意されている、ご時世だけに人も少なく静かであった。

 と、別に温泉入りに来たわけではない・・・といいつつも入ったことは入ったが、コーラのような色の温泉だったよ。

 それよりも、雌狸に耳引っ張られて拉致されたのは・・・、

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 こちらなのでありました。

 この手は色々分類があるようでした、今回は整体・・・というのでしょうかね。

 ダンサーである女房殿は、かつてこちらの来て、今回のご指名の名整体師さんのあまりの知見と技術に惚れ込み、ネジリ捻くれまくっている店主の体も診てもらえ!性格は治らないだろうが、せめて身体ぐらいは、この名整体師にかかれば治っていくんじゃないか?ということで、半ば無理やり連れてこられたのでありました。

 まあ、ダンサーであるお前さんがそこまで言うなら、行ってみるか・・・。

 ただ、整体やマッサージは根源的なところで店主は嫌いではない、イヤ、むしろ好きな方だろうと思うんだが、今まで自分からそうした場所に積極的にいかなかったのには、それなりの理由がある。

 一言でいうと、依存症になりたくはない・・・ということなのね。なくてはいられない・・・というものをできるだけ持たないようにするというのがちょっとした店主の信条なんだが・・・。

 そんなこんなで、かかればいいだろうなあ、とは思っていたが、今までほとんどかかったことがなかったのが整体なのでありました。

 この背術室に入って、この寝台に座った瞬間から、マジックかけられたように、ドンドン自らの身体が見抜かれていく。執刀なき解剖のようだ。もうバラバラにされた。

 さすが内観言語を的確に持っているダンサーが、名整体師によって外からつまり外観言語で全て的確に射抜かれてしまって、以来信頼しきっている、ということの意味がわかったような気がする。

 彼の指摘はかなり的確なんだろうと思う、ただ内観言語を持っていない店主はその凄さの半分以上実感できないでいると思う・・・が、すごかった。

 店主は左足を軸にしていると。右腰が上がっているので、足の長さが実は一センチほどズレているという。この辺は思うところもあった・・・。自転車のゼロ発進の時、気づかず左から踏み込もうとしたことがあって、ホルダー(自転車を後ろで支える人)に指摘されて、初めて気づいて右に替えたんだが・・・。

 体の中からの自然な指令によると左のほうがもしかしたら適切だったのかも?とそれを機に考えるきっかけになったことがあった。

 サンダルの底は右が減っている、そう云う意味での軸足は右なんだろうが、バランスに関しては・・・。

 三十分ほど、ほぐされて立つと・・・。血が頭から足先に向かってサラッと流れるような印象。

 実際に後ろ手に組んで、そこを下に押された時、施術前はよろけたが、施術後はどっしりと自分が大地に根ざしているかのような印象をいただくことができた。バランスが中心に戻ったのか?

 五十年以上ほったらかしていしていた、よろけた身体がたかだか三十分でどうなることはないだろう・・・とも思っていたんだが、いずれそれは元に戻るとしても、要所をつかれたことで、たとえ一時でも体が戻り、バランスを取り戻した感覚は決して悪いものではなかった。

 姿勢は、骨格と筋肉で持っていると教わった。姿勢が悪いということは筋肉に頼っているということで、効率は決して良くはない、ということだった・・・、猫背男の店主は大いに反省・・・。

 名整体師、谷村さんよりいただいた外観言語を元に、自分の内観言語を少し育てて行こうか・・・、それが自転車とのセッティングに大いに役に立つかもしれない、というちょっとした確信をいただけた、一時でありましたな。

 ちょっとお薦め・・・しますわよ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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