レイダックの予算内再生号 保育士の足たれ！

　暫くこないなあ、と思った当店の因縁車体ブリジストンレイダックなんでありますね。ヨー、久しぶりだよねえ・・・。

　で、今回は一体なんの用だい？

　臨時保育士になるやつの足になろうということなんだが、まあ数年ほったらかしで、どうしようもないんで、そこそこ走れるようになるよう頼んだよ。

　何だ、そのそこそこってーのは？

　まあ、大金はたくまで、まだこのレイダック様のことを信用していなんだな、だから予算にも限りはある。その範囲で頼むということになると思うぞ。

　わかった、じゃあ、予算内でそこそこ止めでやってやるわ。

　

　タイヤは前後ともひどいね、こいつは交換だな。

　

　チェーンはこれまた交換だな。

　

　チェーン交換すると、座りが悪くなる可能性のある、

　

　スプロケも交換しようか？エエとこいつは・・・8速？あれ？お前さんの時代8速って・・・なかっただろう?

　

　なるほど、ホイールだけが少し新しいわけだ。前の持ち主がお前さんの足回りだけ別モンにしたんだな。なるほど、エンドの幅なんかも無視して、最近の完組放り込んだもんだから、センターがズレている・・・。

　こいつは修正しないとね、振れでているしね。こうしたことは実に地味な作業だが、やっておかないと、後々うまくいかないもんだぞ。

　

　ブレーキシューも新しくしないと、ゴムも硬化しているしね。



　こいつはまた新しいロングアーチが付いているね。交換したんだな、元の持ち主さんは。



　リアのアーチはシングルピポットで、旧式のものをそのままつけているが、シューは新しく、そしてワイヤーも新しくして引きを軽くしてやったよね。

　

　どういうわけか知らないが、フロント二枚なのに、何故かフロントメカが付いていないね。どうしよう?ちゃんとつける?それとも予算と相談?ということで、まずは平地全般の職場＝保育園への道対応ということで、フロントのシフトはつけないことに。

　その内、こいつの走りに魅了されて、より山奥へなんてことが起きたら、そこで考えればいいわけだ。それまで封印。



　なので、Ｗレバーはそのまま残すが、リアだけワイヤー結んで、フロントは中身を抜いてあります。

　

　新生車体にもフロントメカは付いていません。付けようと思えば、すぐに付きますし、手でチェーンつまんで落とせば、インナーへのシフトもできますからね。可能性というか発展性を敢えて残しているというわけであります。

　

　ピラーも動くし、再生準備受け渡しは着々だよね。



　ハンドル周りはバーテープが破れていたが、ハンドルステムは無事。ブレーキブラケットも調整で済みましたね。



　バーテープも後で自分で巻きなさい。こちらはビニールテープをきれいに巻いて、ブレーキワイヤーを固定しておいたからね。

　

　ブラッケットカバーはゆるいが、何とかこれで使えるでしょう。

　

　ということで、課題は少し残したが、これでしっかり走って、止まれるようになりましたんで、これにて第一次再生計画は終了ということだな。

　あとは、こいつの可能性を信じられるようになった時、フロントメカ付けて、ワイヤー貼ってやれば、また大部違ってくるし、なんなら、発足の手元シフトなんてもんにしたら、それはそれですごい進化だよね。

　古い車体が、五年くらい進んだ後をたどることになる。

　そして、走ってみたんだが、驚いた!まだまだ行けるぜ!グングン進むよ!特に実用車しか乗ったことないやつが乗ったら、ちょっと驚くだろうね・・・。

　ということで、小平の臨時保育士が、これで通勤することになる。ちょっと目立つからな?見かけたら、声かけてやってください！