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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

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 ふと懐かしく思った。店主が生まれた57年前のこの日、「すべて」の人が生きていた、と。

 この世はすでに完璧に出来上がっていて、人々は初めから、おばあちゃんであり、お兄ちゃんであり、八百屋のおじさんだった。人が老いたり変化することなど思ってもいなかった。

 この世は映画のセットのように仕組まれ、人はその役を演じる役者たち、しかも若い頃の写真などをもっている手の混んだ役者たちで出来てると思っていた。その少し中心に目立たないが確実に生きている自分という主人公がいた。

 今になって思うと、マクトゥープ、「すでに書かれてある」と言われるとおり世界はすでに完璧に仕上がってはいたようだが、一方人の方は老いて変化し、いずれは消滅するということが事実であることを知る。そして、未だにいつ役をおりてもいいと思っている主人公たる我が身はこの世に引っかかっているようだ。

 なんか今変な熱、微熱が発しているようだ、できれば情熱と行きたいところだが、ボーッとした微熱に悩まされている。それは読書に対する微熱が来ているようなのだ。

 読みたい本が湧いてくる。いずれかに本だけ与えられて監禁されたいもんだ。

 先日福士透さんという詩人と会ったから・・・というのもあるのかもしれない。

 昨日若い哲学青年と話す機会があった。このブログの一つ前のあの、洒落たブリジストンの持ち主だ。ヘーゲルの大論理学を専攻しているということだった。そこまでは良い、ところがいま英米でヘーゲルが読まれいるという、聞き捨てならない話をしてくれた。

 店主の常識だと、英米圏の哲学者のヘーゲル嫌いは相当のはずだった。あのラッセルが「西洋哲学史」の中で、確かヘーゲルの主張をほとんど間違っていると豪語していた記憶があるのに。

 ところが、分析哲学(英米圏)は言語分析を手法とする、なるほど・・・、その言語を辿っていくと社会というものとである・・・、なるほど・・・、社会哲学という文脈でヘーゲルを一度介するという流れがあるということだった。

 チャールズ・テイラーという学者の名前を教えてくれた。やめろ!また読みたくなる・・・・ただでさえ、書籍が列を作っているというのに・・・。

 この人物がヘーゲルと分析哲学を範囲に収めるという意味で、扉を開いてくれたようだ。

 しかし、この劣悪な研究状況の中で一人の青年が一銭にもならない哲学に専心しているなんて・・・、そういう意味でもまだこの国は捨てたものじゃない・・・、と思いたい。

 冒頭の写真は、鬼海弘雄さんの写真集であり、書籍である。生前にしっかり読んでおけばよかった・・・と後悔しても始まらない、パラパラと薄めの乱読をしているが、これは誰がどう思うと勝手だが、人類史の文化遺産に入れて、当然クラスのものだろうと。

 写真はいうに及ばずだ、

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 文章が静かでまたいいのだ。文章は写真を補っていない、また逆も真なり。ウーン・・・これはこれをキッカケに修行しないといけないなあ、とちょっと思う。

 今驚くことに、中古市場での書籍が安いと来ている。永井荷風の全集が送料込みで二万しないからね・・・、いかん!
 また足の踏み場がなくなってしまう。泉鏡花の全集もなんで?というくらい安い。この二者をぶつけたら、もう少しマシな文体になるだろう・・・、イカン!イカン!居場所が無くなるわ。

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 この題名、靴が減るといえば、そう鬼海さんが病院から電話をくれた時があった。元気になった時の次の自転車を考えてくれ、という話の中で。
 
 自転車でロケハンなんていいですよ、そこで撮れる写真なんかも観てみたいなあ・・・と行った所、いやー写真はね歩く速度でないと撮れないんだよ、とおっしゃっていた。

 それでも元気になって来られたら、チタン製の軽い快走車を用意して、自転車の目で写真を撮ってもらおうと、心の底では決めていたんだが、それも叶わぬ夢となってしまった。

 この本の題名からして、おっしゃっていたことは事実だったんだ。靴底減らして、写真を撮っていた。しかし、なんでフォトエッセイなどという軽い文言を使うのか?写真随筆でいいではないか。

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 この本の中の写真はどれもみんな既視感がある。自転車に乗りながら、実は店主はこうした景色を探してる。それはもう子供の頃からだった。家、建物を見るのが好きな少年だった。

 そうか、躊躇することなく店主も自転車に乗りながら写真撮ればいいんだ、と思った。

 勿論張り合うべくもなく、また身代わりという意味でもなく、また一切カメラにこだわることなく。

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 ただ、原則を決めておこう。一つ景色に呼ばれたら、景色に頼まれた!と一人相撲がとれた時、シャッターを斬れば良しとしよう!それに決めた!

 題名は「タイヤの減りかた」だろうな。

 あと、文章の方は・・・やはりちゃんと少しずつ静かに修行しましょうね、こちらがどうしても店主にとっては本文でしょうから。

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 オオ、一枚店内に貼ってある。こいつばかりは国会に送らないとな。

 青年はすでに老い、学益々なり難し、だ。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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