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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

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赤から金へ



 珍しい、少なくとも日本では珍しいとされているイタリアのフレームの名前が、スターっていうのは面白い。メーカー自体はかなりメジャーなんだが、このフレーム自身が珍しいらしいよ、ほんの数本しか入ってきていないということね。

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 メーカー名はデローザ、まあ言わずとしれたメーカーですね。このネオプリマートなんて、今やイタリアの鉄フレームを代表するかのようです、日本ではね。

 このフレームが持ち込まれて、しばらくして完成車として旅立っていったのが・・・、三四年前だったかな。

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 金リムで組んでも下品にならない、さすがデローザ?ってなもんで、大分気に入って乗ってもらっていたようだが、経年の傷や、なんと左のエルゴパワーが壊れてしまったということで、気分転換も兼ねての、再塗装、再組付けということになった。

 そして指定の色はなんと金・・・。黄金というよりも、真鍮の金に近いシック系の金ということだった。

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 デカール持ち込みで、金に再塗装いたしましたよ。

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 このデカールと塗料の相性というのもあって、最悪なのは、きっちり貼れながらも、塗料によって縮まされるという現象、もうこうなったら、修正もクソも無くなるわけで、最後の最後で、レレレと落ち込むパターンなんだが、今回はそういうことはなかった。

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 基本もともと付いていたパーツ戻すということに。カンパのキセノン、ゼノンとも言うかな?かつてはカンパもエントリーモデルもあって、それなりに使いやすかったんだがねー。

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 何気なく作られているかに見える、こんなリアブレーキも、曲線がポテッと・・・今こんな風合いのブレーキなんて、なかなかないよね。

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 ワイヤー、チェーン類はこの際に交換です、消耗品ですからね。

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 ハンドル周りにはまだ、バーテープが巻かれていません。その内、ちゃんとした革バーテープが巻かれます。そして今回再塗装のキッカケになってエルゴパワーの不調ですが。

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 右のエルゴパワーは健在でちゃんと使えるのでありますが、問題は左のエルゴパワーなんであります。

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 ただ、そのまま捨てるのも何なので、壊れてしまった中身の機構は外してしまって、ブレーキレバー単体として再利用することにいたしました。

 では、シフトは?どうするの?って、それはかつての山岳仕様、パンターニのビアンキ仕様と同じ機構にしたんであります。

 なんと・・・、

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 そう、wレバーの片方をアウター受けに直に取り付けたのであります。かつてはこうすることで、エルゴ自身を軽量化して、アウターワイヤーを使わず、インナーを短くする軽量化=山岳仕様として、このような形が試されていた時期がありました。

 カンパはこのようにブラケットの形状の同じ形式でスマートにやっていましたが、この形式を真似したシマノ型は、アームストロングが顕著なように、左のSTIを外して、シマノのエアロブレーキを取り付けて、片方Wレバー形式にしたんですね。

 ただし、エアロブレーキレバーの形状とデュラエースのSTIの形状があまりに違うので、格好も悪く、さぞや操縦もしにくかっただろうと思います。

 このカンパでのWレバー仕様を挟んでの軽量化は、粋でした、カッコ良かったし、機能的にも優れていたんじゃないか?と思います。今こういう応用系のセッティングするなんてことは、全く考えられていないんでしょうな。

 まあ、すでにアウター受けなんてもんも、フレームについていなくなりましたしね。

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破れたサドルも、この際交換でしょう。本当の完成は、このサドルとバーテープがちゃんと巻かれたときでありましょうな。近い内に・・・・お楽しみに。

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 まだ九割の完成ですが、全体として派手というか、渋めに決まったようで、決して成金の下卑た感じはないだろうと思っています。

 金は怖い、使い方によっては、下品になるので・・・気をつけて使わないとね、そういう意味で劇薬ならぬ劇色なのだ。

 後は革サドルに、革バーテープ・・・、完成は間近。
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狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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