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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

持ち込みケルビム 650Cのセンスの塊



 ケルビムというと、出展は確か聖書・創世記だったとおもうなあ。知恵の木の実をこれ以上食わせないために置かれた、燃える矢で組まれた車輪をケルビムとかいってなかったか?

 これは古めのケルビムのフレームで、なんと650C用のフレームでも有ります、よく探してきたなあ。

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 ロードのフレームなんだが、かなりユニークな組み方依頼をしてきた。ある意味、当店が好むような素っ頓狂な組み方でもあるんだが。

 これは前二枚のクランクを取り付けている。

 それに対して、

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 リアがなんと一枚、というセッティング。ということは、前二枚、後ろ一枚の二段式の自転車として組んでいるんですね。

 前が二枚なので、そのテンショナーとして、古めの縦型ディレーラーがついています。これもかなりこだわりのパーツですね。

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 スプロケの歯を一枚にして、後はスペーサーで調整。テンショナーとしてディレーラーを使っているので、後ろ一枚ではなく、二枚、三枚、四枚と増やすことも可能でしょうね。

 今や誰が希望したのかしらないが細心で、スプロケ12枚などという枚数になっている。せいぜい8枚あれば事足りるなんて思っている店主にとっては、このスプロケの枚数なんかも、乗り手が決めて、セッティングすればいいのに・・・なんて思ってしまうんだな。そんな過酷なコースでないなら、リアだって三枚あったら十分・・・なんて言うのも面白い。

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 フロントだけのシフターをWレバーの片割れをつけてやっています。シンプルといえばシンプルですね。重いか軽いかの二枚だけね。

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 ブレーキもクラシカルなものというこだわりが有りますね。そこそこ効きますんで暫くこれでいいかな。

 あと、面白いのが・・・、

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 このハンドルね、ちょっと変わっていますでしょ?ある意味革命的に変わったものなんですね。

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 これ、質感でわかったかな?木製、木なんであります。強度は?大丈夫?と思われるかも知れませんが、まあ、そう簡単に折れるようなものじゃないですね、そこそこ重さも有りますしね。
 
 どこから探してきたんでしょ?パーツ集めが普通じゃないね、相当拘っていますなあ。

そこに、ゴールドフィンガーなんていう、BMX門のブレーキレバーがついています。

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 ステムも、なんとチタン製。もうこのサイズでのチタンステムは作られないでしょうね。あるとすれば相当の勘違いからポッと出たものとしか考えられないだろうな。

 1インチフレームの相当の撚り戻しが来たりすれば話は別だが・・・。

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 本来は、サドルも持ち込みもののはずだったんだが、ちょっと事情があって、当店にあったこれを取り付けた。これは女性にこそふさわしいサドルと言うもんなんだが、これを使って、元々つけようと思ったサドルを取り返す・・・なんてことに使えればねえ。

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 これぞ再利用という感じの再生ですね。パーツをかなり厳選して、コンポ系の内部をちょっと特殊化して、自分の用途とセンスにあった自転車を作りたい!という気が満々で、それが伝わってきますね。

 これだけの内容をよくもまあ、盛り込んだもんだね。実は自転車の経験がまだまだ浅い、というご本人、仕事内容を聞いてみて納得。

 絵を描く方でありました。なるほど、構成する力とセンスはそのせいですね。

 こういう方が、次の自転車・・・ということで、夢想するような一台は、店主らには思いもよらないようなもんだろう、と思うと、店主などは安全走行を約束するためだけに役立てばいいわけで、後は任せておいたほうがいい。

 新しい何かを求める時はそれまで主流だったものから遠ざかり、傍流であったもの、支流であったものの中にこそリソースはある!というのが原則だろう。

 主流であぐらをかいていたものは、一歩退くこと。

 となれば、今後のリソースの源泉は、女性であり、若者であり、異文化人であり、「正常」といわれるところからズレた人たち、その他、であるはずだ。

 店主も前線から一歩退いた形での、なんちゃって引退状態を目指す時期に近づいててきたのかな?なんて思う。まあ、それほど大して主流の既得権益を得てきたわけではないが・・・ね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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