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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

しかし何だこの2023年の1月というのは!!!!!!!!!!!!!!!



 今を去る、二年前。その1月はもうホトホト大変な月だったことを思い出す。

 1月3日に、子狸連中と遊んでいた悪ガキ一人が敷地内で頭蓋骨骨折という大怪我をおう。救急車も来てくれず、車で近くの病院に運び、数日入院する羽目となった。

 幸い、回復も順調であったが、それがこの月の幕開けなのであった。

 そして、この悪ガキの回復とちょうど入れ替わるが如き、同じ月の16日、今度は共同で働いている仲間の一人が店内で倒れる。くも膜下出血という大変な病魔に侵食され、生死の境をさまようことが起きた。

 幸い、ほぼ完全に回復しそのニケ月弱後には、なんと自転車でお礼に来るという軌跡も起きたんだが・・・。

 そして、その月の終わりに義父が亡くなるという、もう散々な月であったんだが・・・。


 しかし、この2023年の1月も、これに勝るとも劣らないことが次々と次々と起きた月であった。

 本当に、本当に時代を引っ張ってきた稀有な才能たちがこの世を去っていった月であった・・・。

 この店主にとってその最たるものは・・・

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 この御仁に尽きる。この訃報には膝から落ちてワナワナしてしまった・・・。それまでも例えばパコ・デ・ルシアなどが亡くなった時も膝から落ちたんだが、今回はそこからまだ歩けていない・・・、しかも日に日に悪化していく、という状態なのだ。

 まあ、ただ単に好きだったミュージシャンなんて言うもんじゃなかった。ある意味店主の年の離れた兄ちゃんだったとすら思える。付き合いも長い、中学になる前後からだもんな。

 中2の時来日した。スタンリー・クラークとね。どうしても会いに行きたくて、そのチケットを発売の前日、サンプラザのプレイガイドに並んで、外で一晩越した思い出がある。

 今思うと、よく両親が許してくれたなと思うが、周りの高校生や大人に結構可愛がられて、楽しい徹夜であった。

 そして取れたチケットが、なんと期末試験の前日。日本武道館二階最前列、遮るものは一切ない。

 同級生からは「信じられんよくやるわ!」と馬鹿にされたが、全く意に介さず、しっかり目と耳に焼き付けてきた。

 真っ暗な会場からスポットでジェフが浮かび、ハーイ!と挨拶。肩からは当時まだ開発されたばかりのローランドのギターシンセサイザーを下げて、ダークネスという曲を弾き始めた。

 なんであんな音が出るんだ?とズーッと思っていた少年は、なるほどギターシンセサイザーだったんか?と混乱する。一曲が終わると、白いストラトに持ちける、エエ?やっぱりストラトであの音出しているの?エエ?マジか・・・と、混乱と興奮しきりの二時間だっと記憶している。

 その後も、店主らは一定の仲間と下手っぴバンドなんかやっていたが、悉くジェフの曲をやっていたようだった。あまりに好きになりすぎて、顔まで似てきたぞ、と言われたこともあったなあ。

 そのジェフが逝った。

 それから暫くすると、店主は音楽よりも哲学・文学の方に夢中になり、しばし少年時代の音楽より離れることになる。

 そして、この10年かな。ユーチューブなどにしばし上がってくる、ジェフの姿に、再度圧倒され始める。兄ちゃん!全然変わらない・・・、どころかむしろスゴクなっている!技術もずっと上がって、より繊細になっている!そして年をとっても少年のようにキラキラし続けている。

 かつての栄光などどこ吹く風で、常に今を楽しんで最高の状態に持っていっている・・・。ジェフ兄ちゃん、しばし離れていたけど、やっぱ兄ちゃんスゲーよ!かっこいいよ!!!

 と、80年代から切れていた、作品を集めては聞いて、そして感嘆しては感服していたんだ。

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 本ブログのどこかでも、大金払っても見たいミュージシャンは二人だけ、キース・ジャレットとジェフ・ベックのみ!そうだったはずだったが・・・。

 そのジェフは逝ってしまった。

 店主の死生観ではないが・・・、あの世でセッションできるように・・・、この秋仕込んだベースなんてもんを練習しておくかな・・・と、思い始めている。

 二年後、ジェフ・ベック専門のDJになってやる!下手なベース持ち込んで・・・。



 いちいち名前はあげないが、ジェフ以外にも、あの世に取られていった才能があった、一体なんだろう、この1月は。

 そうか、もうひとりあげないといけない人物がいた。立場は違うところもあったが、なんといっても好きなおじさん、と言ったほうがいいだろうな、新右翼の鈴木邦男氏。この時代最も良質な論客であった、と思う。

 立場は違えど、根の部分、中心が暖かい方であった、と思う。根や中心は暖かくなければならない。その中心が嫌悪や憎悪によって成り立っているものはすべて邪悪になり得る。良き時代が必要とする人物であったと心から思う。

 そして、最後に後輩一人。55歳にて88歳の母を置いて先立ってしまった君。大したことはできないが、一人娘からは目を離さないようにしておくぞ、できる限りな。

 全く何たる1月や・・・何たる・・・。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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