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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

クラシック車の活かし方



パッと見ではなくて、上記車体をよーくご覧ください。

この写真では、プジョーのロゴは読めませんね。サドルは今ものですし、チラッと見ただけでは、今やはり系の自転車かな?とも見えるでしょうね。

でも、これは70年代のフランスプジョーのロードバイクなんです。基体はですが。

このオリジナルには、27インチのホイールが付いていました。
持ち主の方は、今やあっても実用車の27インチ用のダッサイタイヤをさけて、オークションなどを駆使して、車体似合うおしゃれな27インチタイヤを律儀に探しておられたようです。

このマリンブルーの車体に、いかにも野太い実用タイヤはないですよね。

とはいえ、じゃあ、イカシタ27インチタイヤがすぐに見つかるか?といえば、その望みは限りなくゼロに近いというのが現状です。

そこでご来店いただきまして、このクラシカルな車体を今後どう活かしていこうか?という話になり、クラシカルな方に戻すよりも、逆手にとって、今風にしていこうということになりました。

まず、27インチのホイールは、リムもタイヤも種類も豊富な700Cに組み替え。

ちなみに700Cは27インチよりも多少径が短くなります。もちろんそれに伴う箇所などの修正も必要になりますがね。

で、大胆にも白のディープリムに替えました。
100207 (3)
タイヤを赤いラインのものにして、白、赤、青のトリコロール!

モロフランス国旗、立てにすればオランダ国旗、ざっくり見れば床屋さん旋回灯!

クラシカルな車体が、カラフルな今風のロードバイクに変身!

いつも、後悔するのは、使用前のものをしっかり撮影しておかなかったこと・・・、よくあることですね。

以前のものは、ロープロの銀リムに、スキンサイドの太いタイヤでした・・・。

今のホイールですから、8速のスプロケットを付けました。
フリクションのWレバーで対応できます。

リアディレーラーだって、既存のものの調整で何とかやってしまう!
100207 (2)

そして、問題なのはホイールの径が小さくなく事によっておこる、ブレーキシューがリムサイドにかまなくなるというブレーキ調整の問題ですが・・・、これもフレームとブレーキパーツの痛み分け調整で、やっていきます。

100207 (4)
これでしっかり前輪をグリップ!

クラシックフレームの今風再生の一つの事例になる、楽しいお仕事でした。

イエイエ、これだけではもちろんありません。現行パーツでよりクラシカルにというような選択も出来ます。チューブラーホイールに組み替えれば、疑似クラシックにも戻せるでしょう。

センタープルブレーキですから、ゴッツめのシクロクロスのタイヤなんかも、また別の雰囲気を醸し出すでしょうね。

今回はいじりませんでしたが、小山革職人のサドルとバーテープを革にするとこれまたシックでしょうなあ・・・。

そうそう、意外とこのプジョーは若作りなんで、10速の105コンポで「台無し」にするのなんかも面白いかもしれませんねえ・・・。

クラシック系の中古自転車の再生方法は、実はいろんな発想と種類がある、ということを再度実感したお仕事でした。

こうしたクラシック系のものは、まずついているパーツが正常化否かかを判断しなければなりません。ダメな場合は全取っ替えか、部分パーツ変更か?
そして、補修パーツがどういう形で確保できるのか?多くのものは、純正品としてはほぼ取り寄せ不可能なものばかりでしょう、仮にあったとしても、恐ろしく高値が付いていたりするものです。
それを現行品の中から、加工して使えるものを選んで使う・・・。

こういう長いつきあいができる土台を制度として作ってやらないと、せっかく街道に出たクラシック車も、早々にまた物置戻りになりかねませんね。

そんなところになんかも、当店は何とかしようと船出を考えています。

クラシック車のクラシカルな再生を現行品でセンスよくできないか?
クラシック車の外見で駆動系は最新のコンポを詰めないか?
クラシカルな部分とモダンな部分との共生は出来ないか?
クラシック車にシロート考えなんですがこんな事は出来ないか?

こういうお悩みに、ライダー・使用者視点でどこまで答えられるか?そんなトライアルもやっておりますので、ポコッと残っている古い自転車、ものは良さそうだけどこのままじゃ乗れない古い自転車、思わず画面の美しさにポチッと落としてしまったクラシック車、等をお持ちの方、お気軽にご相談ください!

行くべき道は、お客さんとの間で決まっていく・・・、これもまた新たな船出ですわ。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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