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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

当店自慢のお変わり自転車その一

ストリート系ピストブームが続いています。それにはほとんど関知しませんが、そのあおりを受けて、センスの良い自転車も出現していますね。
入り口はどうであれ、自転車を生活に取り入れて、大切に乗る人が増えてくれることは、嬉しいことです。

ただ、フレームはまだ高いですね。まあ、これについてもいずれしっかりと論じなければならないでしょうね。

つくづく思うのは、当店はお客さんに恵まれています。電話やメール上では、変わった方もいらっしゃるようですが、こと直接ご来店くださるお客さんには、いつも敬服させていただいている次第です。

そうした恵まれたお客さんの一人が色々なアイデアを持って当店を訪れます。

で、今回二回特集で、変わったアイデアによってつくられました、お変わり自転車の特集をします。
その第一弾。

20070501211720.jpg


これ固定ギヤの自転車です、でもよく見ると、これはマウンテンバイクのフレームなんですね。しかもそのマウンテンのフレームに、700cのホイールをはかしています。一体こりゃ何じゃ?

発案は持ち主のM村さん。二ヶ月ほど前にご来店くださいまして、お手持ちのフレームで固定自転車作れないか?とのこと。見たらマウンテンバイクフレーム。エンドの問題などまあ色々ありますが、まずその発想が面白い!と店主は思った。

にわかピストブームで、なんでこれが?と思われるフレームまで、高騰しているさ中、そんな喧噪には目もくれず、涼しい顔して、全く別の発想を持ってこられた。これに協力しない手はない、と早速了承した次第。

あとは、このM村さん親鳥が巣に餌を運ぶように、当店に気に入ったパーツ類を届けてくる。こちらは135ミリのエンド対策に時間を使いました。

パーツで一番後発になったのが、チェーンリンク。
20070501211756.jpg

どこで見つけてこられたんだか、とてもかわったものですね。110のPCDなので、コンパクトドライブのクランクに当てました。

ホイールは是非とも、茶のディープ、しかも700cがいいというので、ブレーキの位置を格上げする台座を付けました。
20070501211835.jpg


しかし、Vブレーキは効きます。

ハンドルは短いブルホーンに、小さめのレバーで決めます。
20070501211822.jpg


M村さんのたっての希望で、極力テンショナーを使わないようにとのことでしたので、半駒などを使って、スッキリとしました。
20070501211806.jpg


それから一点豪華主義!こういうセンスも好きだなあ、サドルには茶光りする、ブルックス、リムの茶色との相性がまたすこぶる良い!
20070501211856.jpg


そして最後に、ちょっと宣伝も兼ねまして・・・。
ここをご覧ください。

20070501211905.jpg

はい、なんの変哲もない競輪タイプのステムですが・・・。
ア!っと気づかれたあなたは、ちょっとしたマニアですね。

通常マウンテンのヘッドチューブというのはオーバーサイズといいます。それに対してピスト車や古めのロードのそれは一インチということで、ヘッドのサイズが異なっているのです。

当然パーツの互換性はないんです、一見。

でももう一度見てください。オーバーサイズのヘッドに、ちゃんと一インチのステムが刺さっているでしょう?
ツーことは・・・、答えは簡単単なるスペーサーを噛ましているだけなんです。

ということは・・・、オーバーサイズのフレームにも、フォークのコラムをねじ切りにして、ヘッドパーツを交換して、スペーサーを噛ませば、ちゃんと競輪タイプの22.2のステムが使えるという訳なのです!

完成車で、オーバーサイズのピストなんてありますよね、当然アヘッドのステムが付いているでしょう?それを仕方なしに乗っている方って結構いますよね、そういう方にとっては朗報というわけです。

そのためには当店も、オーバーサイズ用のダイスを買わないといけませんが・・・。そんなこんなで痒いところに手を届かせましょう。

とにかく!こうした変わり自転車は、ご依頼がない限り、当店から自然発生することはありませんし、こうした公開をすることによって、様々な応用も可能になってきます。眠っているマウンテンフレームがよみがえる可能性も見えてきましたし、今使用しているマウンテンバイクの足回りを、お気に入りのベロの700cのホイールを履かせることもできる。マウンテンのテイストを活かしたラジアルタイヤの固定ギヤ、なんていうスタイルもできるしね。

何もピストフレームだけが固定じゃないんだ。

むしろトリックをやりたいなら、こうしたマウンテンフレームにラジアルタイヤを履かせた固定だって、けっこう面白いかも知れないよ、よー知らんがね。

とにかく豊かな発想は大切です、こうしたユニークな発想は大歓迎、ご依頼主のM村さん!ありがとうございました。お陰で上半期の記念碑的な作品になりそうですよ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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