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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

白髪でリーゼント 

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この自転車をどうやって再生させるか?

できるだけ原形を忠実に復元していく、というのが一般的でしょうが・・・。

そのものが持っているテイストを活かして再生していく、となるとこれはまた別のセンスが要求されるでしょう。

単なる色あわせのセンスとか、バランス感覚といったものだけではなくて、ちょっとどこかぶっ飛んでいながら(そこまでやるか?!)相当引っ張りながらも、合わせてしまう腕力というか説得させる力を持ってしまうセンス・・・、のようなものが必要なのではないかな?

むずかしいですよ、なぜって、そうしてできたぶっ飛んだモノは、賛否両論ではダメなんですよ、・・・ンン?と思いながらも、結局は賛に傾く人の方が多くないとねえ、「活かした」ことにはならないからです。

よくこういう内容に入っていくと、「結局好きずきは、人それぞれよねー」ってことで、「纏め」られてしまうことが多いのですが、それではぜんぜん面白くはない!

善し悪しが、結局、人それぞれだとすれば、そもそもいいセンス、センス悪い!などという事自体が意味を持たなくなってしまいます。

といって、センスの善し悪しは万人に共通の・・・という、大風呂敷を広げるわけでもありません。マスに通じてしまったモノほど面白くないモノはありません、完全にあく抜きされて、癖もなく、反射的で思考停止なんですから。

結局は、あるタイプのセンスを大切にする何らかの仮想的共同体を志向しているんじゃないのかな?と思うことがあります。すべての人にわかってもらう必要なんかない、「わかる人に、わかってもらえればいい」という、そういう「わかる人」達の共同体、そういうものを仮想して、多くは研鑽に励んでいるのではないか?

好き・嫌いは個人的な好みの問題・・・として、まあいいと思いますが、ものの善し悪しは、違う!絶対に違う!

ナマコの好き嫌いは嗜好の問題でいいですが、ナマコの善し悪しは個人的嗜好の問題ではありません!
よくあるのは、ナマコ=嫌いが、ナマコ=悪!と平気でスライドさせられている例です。けっこう多いよー。

 なーんて、冗長な前書きを語っているには自信がないのかな?っていうわけではありません。

 この自転車のテイストは、色が若いので、ファンキージイさんってな感じに収れんしていきました。

どうしても足回りを再生する際に、地味に行くか・・・、ぶっ飛ばせるか?ということになり、行き着くところ後者に持って行ったようです。
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 金リムに、ブルーサイドのタイヤをはかせました。派手・・・。

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後輪は、ボスフリーでしたが、これを抜く工具がありませんでした。無ければ作るというのは、基本ですが、原形になるものすらないほどのデカイコグ抜きだったんです。これで二回目です、断念したのは。

 現行のボスフリーで組み替えて後輪完成。

 そして前輪・・・。
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 ハブは同系のブルーハブをおいて、これがなんとネジリホイールなんですよ・・・、本当にやるんですか?!と申し上げたんですが・・・ね。

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しかも、もっともファンキーな三ネジリですよ。別名、なんちゃってラジアル組みです。

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なんかヒビの入ったような、素っ頓狂なホイールなんです・・・。

こんな足回りが前後に付いてしまった、「ビンテージ」バイク、もはやビンテージではないでしょう。
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 こんな姿で、再出発と相成りました。サドルはもうちょっと良いものをつける予定ですが、検討中。ホイール場ぶっ飛んでいる分、サドルとバーテープを茶色の革系にすることで、シックに戻すか・・・?

 これが走っていると目立ちましてねえ・・・、車体自体は、リタイヤしてもおかしくはないご老体なのですが、足回りが異様に若く、カブいていますからねえ。

 白髪のおじいちゃんが、ポマードベットリでリーゼントにしている・・・、いやモヒカンにしている・・・、そういうファンキージイちゃん!といった感じですかね。

 年取ったからといって、枯れてばかりいなくてもいい!こういうセンスで、ビンテージバイクを再生させる、というのはあり!ということにいたします!

 年寄りは年寄りらしく・・・、だけでなく、どんなに年取ったって、セーラー服や革ジャンが着たい!といのであれば・・・、何とか着せようじゃありませんか!?

 なんかこれからは、こういうセンスが小ブレイクしていったら、面白いかもしれませんぞ!世は高齢社会、まっただ中なんですから!

一々今していることをいるところを書き込んで「なう」、というのは店主のガラでもなし。
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この記事に対するコメント


デカイクロモリフレームに低いサドルのシルエットはビンテージ感ビンビンですね。
サドルとバーテは茶系に一票!
【2010/07/07 18:40】 URL | honday #rIG/kuhY [ 編集]


そうですね、サドルとバーテープを茶革でやったら・・・、もうカテゴリー破壊でしょうね!
【2010/07/08 11:55】 URL | 狸サイクル #- [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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