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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

オークション 通販サイト にあるかも知れない話



 持ち込みフレームのヘッド付近の写真です。

 ヘッドパーツにカンパニョーロのレコードが付いています!

 って、そこみるところではありません。

 よーくご覧になってください・・・。

  ハハーン、と気づいた方はかなりのメンテ通・・・。

 そうなんです、ヘッドパーツの圧入が不十分なんです。

100728 (4)

 これと比べてわかりますか?同じ角度から撮らないというのが、写真下手の以下のも店主らしいとこですが、こんなところで、せっかくのヘッドパーツの性能は発揮されません。

 回転に癖がありました。

 それに、中あけてフォークのコラムをみると・・・
100728 (3)

 コラムカットに水平がでていない。

 当然ヘッドキャップの据わりは悪いです。

 で、これらの修正には、まず一度ヘッドパーツ類を外します。

 フレームから上下のワンを外し、フォークから下玉押しを外します。

 フレームにはヘッドパーツのフェイシングをします。
 フォークにはクラウンレースのカッティングをします。

 きれいにさらったフレームに再度ヘッドパーツを圧入していきます。最後までしっかりと!

 フォークコラムは水平出すギリギリのところをソーガイドに装着して万力に固定して、修正切り。

 そして再度下玉押しを最後まで、フォークに圧入します。

 それからヘッドパーツのベアリング周辺を中心にグリスアップをして、ヘッドキャップを手締め。

 面白いようにスルスルッと、回転してくれるように戻りました。
 これぞ、カンパニョーロのレコードヘッドパーツです。

 オークション経由でこういうものを入手しますと、素人さんどうし、全く悪意はなくとも、こういう不具合の受け継ぎもしてしまいがちです。ましてや悪意があったとしたら・・・、とんでもないものをつかまされて、ノークレーム・ノーリターン状態になってしまいます。

 特に見えないところは、注意したくとも注意し切れませんね。

 かつて、フレームのヘッドパーツ付近にヒビが入ったものが持ち込まれました。出品者の説明によれば、塗料の割れだけ、とのことでしたが、どうもそれだけでは済みそうにもなかったので、塗料をその部分剥離してみました。

 しっかりパイプにまでヒビは届いていたんですね。

 このようなリスクがいつも伴う、ということはオークションご利用の際には覚悟しないといけませんね。

 今回のものもオークション経由できたもので、修正できたことはラッキーでしたが、これにもしっかり工賃がかかります。オークションで安く手に入れた!と思っても、状態によってはこうした工賃が発生する、という事態も考慮に入れて、予算を組んでいただきたいと思います。

 いわんや、円高で安いから!と海外からのオークションなんかに手を出したら、とんでもない魔物が飛び込んでこないとは限らない、それもまた一興!と対峙のできる技や度量があればいいですが、値段の安さだけで手を出すと、そのあとの出費の方が上回る、何て事も起こりえます!

 当店はできるだけそうした状況に対して対峙していくスタンスですが、上記内容をよくご理解していただいた上で、持ち込み等のご検討、よろしくお願いいたします。
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この記事に対するコメント

お邪魔しました
参考になりました。
ありがとうございます。
【2010/07/28 15:59】 URL | めぞん #CkDeeHbU [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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