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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

何を生かして 何を切るか? 改造あれこれ



 改造・・・、最近けっこうご依頼をいただきます。皆さんかゆいところに手が届くように、色々考えられているようです。
 
 もちろん皆さん自転車の専門家ではありませんので、ご自分の希望本意で、色々お考えになって、全く遠慮無くご相談くださればいいんです!!!

 こんなこと言ったら、一笑されるかな?とか、怒られたり、相手にされないかな?というようなご心配は、少なくとも当店に限っては、一切ございません!

 ご自分の生活や用途を中心に、好きなように自転車の方を自分に合わせる、そういうお手伝いを極力やっていきますので、大いにわがままになっていただいてかまいません!

 お客さんからの無理難題こそ、練習問題、スキルアップのキッカケと考える当店としては、上記事項は国是ならぬ店是なので、揺らぐことはありません。

 ただ、ご依頼内容によっては、よりよい内容のご提案や、当店の技術上の限界などでお受けできないこともあるかと思います。その場合には、誠心誠意ご説明をさせていただきますことを、ここにお約束いたします。


 ウーン・・・、こんなことをプロの自転車屋として、より意識し始めたのは・・・、他の専門分野の方、特に!医療関係の方々のそれを見て、申し訳ないが、他山の石とさせていただいた、という経緯があります。

 なんだ?!最近関わった医者の数名!患者の顔もろくに見ないで、パソコン上の数値と機器による画面ばかりを、ハン口あけて見ては「アア、問題ないですね、順調です・・・」と、まるで患者をさばいて行くような無味乾燥なトークをして、最後に「何か質問は?」と受ける気のない、形式的な締め・・・。

 ああいうのって、若いからということで許せることではないのではないか?などと思ってしまいますね。医は仁術である、ということの根本中の根本がわかっていない、としか見えません。

 「何か質問は?」などという雑ぱくで威圧的な問いに答えられる人なんて、相当勉強していたり、空気が読めなかったりする人をのぞいて、ほとんどいないでしょうな。

 なんかいいや、怖そうだし、めんどくさそうだし・・・と、素人の患者さんは萎縮してしまうでしょう。

 そんな時は例えば、「この時期の患者さんの多くは、こういうことに不安を感じる方が多いんですが、その辺はいかがですか?」というような、相手の時期と立場をしぼった内容の質問を逆にする、というところから、患者の不安なり何なりがどこにあるのか?ということを確認する、それぐらいやるのがプロの医者だろう?

 まあ、アチラにはアチラの言い分があって、いろんな制度やなんやかやでがんじがらめなんでしょうから、単純に言えることではないとは思いますが・・・、ちょっとひどいですね・・・。

 少なくともそういう自転車屋にはなりたくありません!
 利用者のご依頼のポイントを多角的に探りながら、プロなりの意見、今までの実例などを示しながら、現実的な選択肢をさぐり、一緒に理想の自転車を作っていく、そういうスタイルをできるところまで通していきたいと、思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします!

 で、今回は小径折りたたみ自転車の改造依頼です。

 条件は、折りたたみ機構は残して欲しいということ、職業柄フラットハンドルをブルホーンにして欲しい、よりスピードの上がるような工夫が出来ないか?ということです。

 となると、
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ワイヤーワークは、長めにとらないといけませんね。

見た目かっこよく纏めると、折りたたもうとしたとき短いワイヤーのために、それができなくなることがよくあるんです。要注意ですね!

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ブルホーンハンドルに変更。Vブレーキなので、対応の専門ブレーキを装着します。
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簡単に付けているように見えるでしょうねえ・・・。ところが、ハンドル内に色々と加工して、アウターワイヤーを通して、その前にインナーワイヤーを通して、それをガイドにアウター入れして、引っ張ってと・・・スゴイ大変な作業なんですよ。他店にワイヤー交換を依頼しても、断わられるでしょうな、たぶん。

後ろが7段のギア付ですので、シフターは・・・、こういうとき便利ですねえ・・・、バーコンです。
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バーコンとエアロブレーキの饗宴です!
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そして今回の、最大思いっきり飛び降りた改造というのは、スピードに関するところなんですが・・・。

デフォルトは52Tのリンクが付いていました。
調べてみると54Tのリンクというのは、まあそこそこあります。
ただし、前ギアが二枚増えただけですと、それほど体感的に、スピード上がった!という感じはしません。

トラック競技でガンガンに踏んでいる人をのぞけば・・・。

そこで一気に枚数を上げようということで、なんと60Tに上げてしまいました!

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なんか、ジャーン!という感じですね。実際にみると相当威圧的です。
ダダし、こういうぶっ飛んだことやると、折りたたみ時に干渉などが起きないとも限らないんですが、今回は大丈夫!

しかしでかいネー・・・。
アワーレコードを出したロミンゲルのギア比が確か60*14とかだったそうです・・・、恐ろしやー。これでブン回していたんだ・・・・。これが回せれば、確かに早いよね。

それで完成図!

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ロード派としてみれば、もう少しハンドルが下げられないか?なんて思ってしまいますが・・・、これはライダーさんに聞いて、もしも改造可能であれば、・・・という次の話になりそうですね。

 まあ、そんなこんなでいつの間にやら、小径のしかも折りたたみ自転車にまで手が回るようになってきたのか?成り行きというのは不思議なもんですね。開業の時には考えられませんでしたよ、ロード・ピスト以外をいじるなんてねえ。

 これをご依頼者の方にお渡しする際が、楽しみです。多分喜んでいただけるのではないか?

 かゆいところに手が届いたとき、あの瞬間に来る、なんとも言えぬ幸福感というものがありますね。

 ここですか?

 そこ!そこです!

 これからも「そこ」を目指して、利用者のポイントと相貌を見ながら、仕事をしていきます!

 
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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