メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |一体どちらが下請けか? tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

一体どちらが下請けか?



 同じ型のコンプレッサーが、二台店内にあります。塗装方面に力を入れつつある当店としては、コンプレッサーは要中の要、なんかあったときのために二台用意しておく、これぞプロの心得!

 というわけではありません。古いのを含めれば三台ありますし、なんかあったときの急場はしのげる態勢は出来ています・・・、エヘン・・・。

 ではなぜ二台あるか?

 まずは一台目、新規購入で送られてきたものが、機能不良で交換の必要があったのであります。どんな機能不良か?

 単純にいって、空気漏れです。タンクに圧縮空気が充満しますと、設定弁が作動して、電源が落ちるように成っています。

 その電源が落ちたあと、上面の方からシューーーーーと抜ける音・・・。抜けてはまずいか?ということに関していうと、まずいです!
 
 使ってもいないのに、勝手に空気が漏れるわけで、それが一定の圧以下になったらまた自然とスイッチが入って、圧縮が始まる。使っていないのに機械が作動するなんて、電気代の無駄すぎます!

 ただでさえ電気食うのに・・・。

 ですから、その空気漏れを徹底して解明します。メーカーに問い合わせると、音のする付近に石けん液をかけてくれとのこと、早速励行すると、あちこちからカニが潜んでいるのか?と思えるほど、あぶくが出てくる・・・。

 大体関節のところなので、それを回し抜いて、シーリングテープを巻いて、再度空気充満を待ちます。

 待ったところ、まだシューーーー・・・。どうも安全装置の弁に関するところでした。再度電話して、指示を仰ぎ、引っこ抜いては、ディグリーサーで洗浄して、言われるとおり再設置してからまた充満を待ちます・・・。

 でもまたシューーーー。

 しかもモーター内部にも似たような音が・・・。そこでモーター部分のキャビネットを空けて、音の付近に石けん液をタラタラと・・・、すると、いるわいるわ、大きめのワタリガニが、みるみる泡だらけ・・・。

 そこで、再度電話すると、「ごめんなさい」で、明日着で新機種を送ります!ということ。

 できれば、その日午後から新機種コンプレッサーで、たまっている塗装を片づけたかったんですが、まあ、しょうがない・・ということで、一日待つことに。

 翌日、午前中、到着!

 迅速な対応、大いに気に入る。ミスはあっても、その対応をいかにできるか?それが大切です!とばかり箱から出しては、スイッチを入れ、昨日のように要所に石けん液を垂らしつつ、カニの有無を確認しつつ、充満を待つ。

 カニはいない!これで停止後空気漏れがなければ、即戦力!とばかり停止を待つ。

 停止後、カニは出現せず!

 やった!とばかりにから喜び・・・でした。

 機能に関しては問題ありませんでしたが、なんか据わりが悪い。下を見て仰天・・・。
100903 (2)

 何ステップふんでんだよ!何ならステッキでも持つか?!

 足が曲がっています、取っ手に力を入れるとゴロン・・・。最初からこれでしたら、機能は問題ないので、足の下に、何か挟んでこのまま使うでしょう。でもよー、これってクレームで送られてきたもんだロー?

 これってありか?!

 ということで、メールにて写真付きで抗議。再度迅速に送ってもらうことになりましたが・・・。

 オイオイ、日本は大丈夫か?
 
 なんで、その会社を飛び越えて、日本国なんてでかい話をに成るのか?

 最近日本にあふれているもので、中国製でないものを探すのが大変な状況であることは、皆さんもご存じでしょう。

 みーんな中国製ですよ。みーんなね。

 一体日本でもの作ってんの?ということが、本気で心配になってきました。自転車もしかりです!

 日本人曰く、「かの国でものを作らせるのはむずかしい・・・、慣れるとすぐ手を抜く、すぐ規格外のものを平気で作ってきては、開き直りだけは立派、できない理由作りも一流・・・」

 まあ、でも安いから作らせているんでしょうね。で、こちらも安いから買ってしまっている・・・。

 これは何もコンプレッサーだけじゃないんです。衣服も、自転車パーツも何から何までそのようなんですよ。

 で、問題はかの国・・・ではないんですよ。

 今、日本人の仕事の多くに、このかの国から送られてきたものの検品に非常に時間とられていませんか?

 自転車の文脈でいうと、ス○ノの技術者が、最近箱を空けて検品ばかりやっています・・・、とこぼす始末。
 技術屋だったら、いかに開発するか?いかにパクッて改良して知らん顔するか?でしょ?なんで検品なんかで・・・?

 衣服関係の人も、「中国行ってきます」理由は、生産の管理体制で、多少締め上げないとどんどん品質が下がってくるので、定期的にいかないといけないみたいです。

 中国のことはいいんです!まず資本主義ではありませんので、こちらと色々ズレても仕方のないことなんです。今のところ「社会主義」ですから、労働の喜びは「共産主義」まだお預けなんでしょう・・・。喜びがないから・・・、色々あるでしょう、でもそれはアチラの話です。

 問題は、こちらです。やっぱり国内で、ものを作っていないのではないか?アチラの生産管理をさせられて、検品のチェックをやらされて、あれやこれやのクレーム処理をさせられて、一体実質どちらが下請けだかわからないんじゃないのかな?

 自分たちで企画を練って、自分たちで良い物を作って、、自分たちで確認して、自分たちで売りさばいて、自分たちで責任を持ってやっていく・・・。という基本であろうことが、経済原則からできなくなってきている。

 これで、何よりもまず、面白いか?本当の意味で活気はあるか?

 でも、同じ品質だったら、安いモノとるでしょう?まあ・・・、逆に言うと多少落ちても、安いものを・・・。

 まあ、自分も取り込まれているこういう原則・・・、認めないわけではないが、一言言わせてくれ!

 粋じゃない!

 全くもって粋じゃない!

 野暮だ、野暮な質問するものではない!

 それだけは、やせ我慢しても言い続けたいね!

 別に中国商品をボイコットするとか、拒否するとか何て事とは関係ありません。だって、そんなこと現実的にほとんど無理だから。そもそも自転車業界なんて、かの国抜きに考えられないでしょう。そこまで浸食は進んでいる、というより浸りきっている。

 ただ、ここでも同じ!そういう無粋な状況にあぐらをかかないこと、無粋土台にいかに粋に生きていけるか?を実験すること!

 今までさんざんほざいてきた、自転車文化の成熟化ということを別の文脈でいうとこういうことでもあるかと思います。

 無粋な経済原則とやらに、基本負けるとわかっていながら、無駄な抵抗を試みること、仕掛けること!仕掛け続けること!そういう人脈に触れ続けること!

 これなんです!ヨ!

 これですわ!
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


http://www.takagi-plc.co.jp/company/company.html

『製品それぞれに効果的な検査が行えるオリジナルの検査機械や、数値化されたデータ管理、情報共有ネットワークの構築。儀の品質管理は時代とともに進化してきました。ただひとつ言えるのは、儀の品質を真に支えているのは、最終的にはやはり人間の感覚です。数値だけではわからない、実際に手で感じ、音を聞き、目で見てわかることがあります。儀の品質への取り組みは人の感覚を大切にしています。
すべてはお客様のために。儀の品質へのこだわりは終わりなき進化を続けてまいります。』

だそうですよ、このメーカーさんは。
【2010/09/05 09:09】 URL | #- [ 編集]


そうなんですね、高?さんはそのように高らかにおっしゃっているようですが、日々の管理はむずかしいと言うことなんでしょうね。
我がふりも直さねば・・・
【2010/09/05 13:22】 URL | 狸サイクル #- [ 編集]


畑違いですが中国での工場生産について村澤一晃さんが書かれていたのでリンクを貼ります。村澤さんは東亜林業 3号椅子という昭和の食い物屋の定番みたいな椅子からずーっと家具工場とデザインに関われている方です。
【2010/09/06 11:42】 URL | きがにほん #mQop/nM. [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/749-942d31d5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター