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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

自転車文化の成熟化 分類不能・・・車体

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 この車体は、一体なんでしょう?

 マウンテン?かと思いきや、トップチューブのないマウンテンは、ないよなあ・・・・。

 BMXにしてはでかすぎ。

 実用車にしては省きすぎ・・・。

 種明かしにはなりませんが、元々は実用車です。しかも国産!

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 ブリジストンですよ、天下の・・・。車体自身が大変頑丈にできているので、どういう改造を施しても耐えてくれますね。

 90才で他界された、おじいさまの自転車をお孫さんが乗り継ぎます・・・。

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 ありものクランクにちゃんとしたBBはしっかり取り付けましたよ。
 今はフリーを付けましたが、いずれは固定になるそうです・・・。

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 ステーの裏にブレーキを付けて、後輪の管理は楽になります。

 マウンテンのホイールを移植しています。

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 ハンドル・ステムは持ち込みでライザーを付けています。

 どう乗るかは・・・、もちろん町乗り主体で、複数で乗り分けるようですね。

 しかし、本当分類できない面白い自転車に仕上がっています。実に面白い!

 先日、録画でですが、自転車王国オランダの自転車事情のレポートを見ました。
 
 グローニンゲンという町で、市内の中心地に車の乗り入れをほぼ禁止している町です。当初は相当の反対はあったそうなんですが、それを市民がいろんな立場で集議合議して、そして断行したそうです。

 今では、車両規制してよかったと、人と人が近くになったということでした。

 今年は統一地方選ですから、区議さん達のご意見なども聞くことがあります。自転車屋なので、中には「杉並を自転車の町に・・・」なんて心強いことを言ってくださる方もいて、大いに同感するわけですが・・・。

 自転車主流にする、というのは聞こえはいいのですが、その裏で、車の車両規制を徹底してやらない限り、自転車の町なんていうのは絵空事でおわります。

 車両規制しましょう!道を歩行者と自転車乗りに取り戻しましょう!一体いつから我々はこんなにも車に気をつかった生き方をしているのでしょうか?道を車から取り戻しましょう!

 というスローガンの方が本物です!実効性のあるご意見でしょう。

 逆にそれなくして、自転車の町になんていうのは、偽物です。数百メートル程度の「自転車道」なんていうアリバイ作って、公約守りました!というのがオチでしょうね。

 区内に車両規制をする区画をいくつも作れば、「自転車の町」などというまでもなく、自然と自転車が集まってくるでしょう。ただ車側からの圧力は相当のものが予想されますね、それにどのように抗して、盛り上げていくか?非常に大変な手続きを必要とする大仕事になりますよね、本当なら。

 選挙前だけのお話に終わらないと良いのですが・・・。まあ、公約だのマニフェストだのについては、中抜き・・・というのはもう残念ながら当たり前のこととは思っていますがネー。

 話を戻すと、そのオランダのドキュメントの中で、ドドッと出てくる自転車群が、なんともカッコ良いんですわ。

 中には戦前のものを使い続けたり、自家塗装は当たりまえ、古い自転車を非常にセンスよく仕上げて、乗り続けるという文化がオランダには定着しているように見えるんです。

 それができるのは、自転車の車体自身の屋台骨がしっかりしているからでしょうね。一万円を切るようなフレームでは、ちょっとそういうことはできないでしょう。

 そういう意味でも安物自転車は、無駄ですね。活かしたくとも活かせない、新しいゴミを買ってきて、ほんの少し使って古いゴミにして捨てる・・・それだけです。

 町に走っている自転車をオランダのごとく、仕様と出所の分からない、個別的な特徴のある自転車にしていきたいですねえ・・・。なんて強く再確認した番組だったんですが、そうそうに、こうした分類のできない自転車作成のご依頼をいただくなんて、ラッキーです。

 亡くなられたおじいさまも、オイオイ!ワシの自転車をまったくのー・・・と、それを引き継いだ孫を目を細くして見守ってくれるでしょう。

 自転車文化成熟分子がまた一人、日本に誕生です。地道にやっていきますよ。

 人の息吹が感じられる自転車作り、今後ともどしどしやります!
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この記事に対するコメント

はじめまして
はじめまして。いつも楽しく拝読しております。僕もこのドキュメント番組を見ました。日本でもここ近年で自転車への認知度も上がり、これまで以上に自転車の楽しみ方が増えてきたと思います。特に東京都内は自転車で移動するにあたっての過程が楽しめる素晴らしい都市だと思います。しかし、世界的にみても自転車にとって走りやすいとは言えないですよね。今からが良いチャンスだと思っております。しかし、グローニンゲン市長は昔も今も格好よかったです。
【2011/03/11 01:27】 URL | Ken #- [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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