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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

東京砂漠を行く ラクダ号



 店主の愛用の、お買い物号です。

 相撲部屋の買い物も、これ一台でできる、という勢いで組み付けました。

 使っているカゴがすごいです。

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 新聞屋さんのカゴです。ステーもガッチリしていますね。

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 後ろカゴもでかいです。スーパーの買い物カゴもそのまんま乗ります。荷台も頑丈ですね。

 その上・・・、
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 バーンと開くカゴを両サイドに備えています。

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 合計四つのカゴを装備している買い物自転車、一体これで何すんの?ですが、やはり買い物でしょうかね。

 先週の二十四日でしたか、東京の水道が放射能で汚染されて、乳児の飲用が禁止になりましたよね。

 ついに来たか!ではありませんでした・・・。この手があったか!?と自らの策の甘さを痛感した次第です。

 水攻めで東京が落ちる可能性があったか・・・、しまった・・・。

 浮遊する放射性物質などについては、まだ、対処法などもありましたが、水の汚染となると、これはレベルが違います。

 即、飲用禁止となったら一体何を飲んだらいいのか?飲ませればいいのか?
 
 ニュースを聞いて嫁さんが、水の入手に走りましたが、どこも配給のように一人一本、行列、自販機もカラ・・・と、軽いどころではない立派なパニック状況だったようです。

 それまで、買い占め傾向に関しては冷ややかであった店主も、それは乳児を抱える親として、肝を冷やしましたね。

 そこで、身を以て痛感したこと、東京は砂漠である、ということです。

 水道が、それが飲用として可能であるときのみ、ミネラルウォーターなども嗜好品として、あたかも選択可能であるように感じられたのは、実は仮象であったということ。

 飲用としての水道が止まった瞬間、スーパーやコンビニ、自販機に蓄えられていたはずのオアシスは、見事ちっぽけな水たまりとして、すぐに干上がってしまう量に過ぎないんだ・・・、ということを痛感したんであります。

 これはガス、電気も同じでしょう。

 ガス、電気が止まった東京の三月は、北海道・・・とほぼ同じです。暖房もなく、情報もなく、あたたかい食べ物もどころか調理すら成立しない、ほぼ野外と変わらない環境でしょう。

 うーん・・・。

 そして、東京都の水が飲めないとなると、東京都自身が動きました。翌日、乳児一人に500ミリリットルのペットボトル三本支給されるということを耳にしました。

 区に確認をとると、翌日、直接手渡ししてくれるというので、多少安心しながら待っておりましたが・・・、しかし、来ませんでした。

 区に連絡を取ると、その翌日も三本の支給があるので、翌日計六本確実にお届けに上がります、というので待っておりました。

 夜中の10時になっても来ないので、再度区に連絡してみたところ、係の方がもう帰宅したとのこと。

 再度翌日連絡を取ってみると、「申し訳ないが取りに来てくれないか?」と・・・。

 区の仕事の精度を疑いました・・・。なんで、当店が外されたのか?その経緯はいったい何だろう?と同時に、区の防災課なるところの有り様を確認し方々、直接区役所まで行ってみたんです。

 説明によると、当店に来なかったのは、事務的なミス。配ってもいないのに、書類上配った印を付けてしまったということ。そのことの真偽はもう問いません。そうだというのであれば、それでいいです。

 で、気になったのが、ことの経緯でした。

 で、経緯を尋ねてみますと・・・、まあ、多少無理もなかったかも知れないという内容の話が聞けました。

 都は、自らの水道の管理上、乳児には飲ませられない水を配管通して送ることになる。それではいけないということで、住民台帳記載の都内の乳児にペットボトルを配ることにした。

 これはよい。

 ただ、その具体的な配布の仕方が問題であります。都は、区に、しかるべき数のペットボトルを配るだけ。

 任された区は、それらをどうやって四千人の区民に配るか?しかも、水という一刻を争う可能性の高いものを・・・。

 今人員もすでに削減されているとかで、他の部署からの応援で、配り担当を100名確保するのも大変だとか。

 しかも、不在表や内容説明の文章を刷り上げて、イザ配ろうと言うとき、都から翌日も三本ずつね!というお達しが・・・。

 そこで、その旨も織り込んだ文章などを書き換えて刷り上げて、ようやく出発。
 
 結局、四千所帯で、手渡しできたのがその半分の二千世帯のみ、残りは不在だったり、連絡付かなかったり、ミスがあったり・・・ということでした。

 もう少しうまいやり方もあったのでは?とはいえ、限られた人数で、限られた時間内にそれらを即こなすということは、それだけでも実に大変な業務であり、記載漏れから当店のような不配が出てくるところもあって不思議ない、その内容については受け入れた、という状況でした。

 ただし、転んでもただで起きてはいけませんね。

 これをもって確認いたしました。

 やはり!ですが、イザ首都圏で大きな災害が起きた場合には、区やら都やらの防災云々は、ほぼ、役に立たない!ということです。

 防災課なんて、平常時、四千人程度にペットボトルをわたせなかった規模の組織に過ぎないんです!

 これは決して、バカにしたり揶揄したりしているのではありません。所詮、区の防災云々などというものを過信しては絶対ならない!ということです。

 こうしたことを機に、防災課の諸氏も自らの分と身の丈をしっかり把握して、いかに区民自身に防災に関して分担、分散していくか?という方向へスイッチしていくような政策を考えて、練っていかないとダメですね。

 まあ、あちらはいいとして、問題はこちらです。

 大きな災害に当たっては、区や都は、ほぼ全く役に立たないでしょう。それほど首都圏には人口が集中しており、その集中度からして、首都圏の周辺の自治体もほぼ全く手が出せないでしょう。助けたくとも、規模が違いすぎて、せいぜい焼け石に水・・・程度でしょう。

 それほど、首都圏は何から何まででかすぎる、ということなんだと思います。

 地元の区も都もあてにできない、ましてや周辺の自治体にも助けを求めようがありません。

 ではどうするか?自助努力をするしか、どうやらない、ということは断言できるかと思います。

 自治会、町内会、町会など、身近なコミュニティーに参加して、自らの防災対策について自助できるように、備蓄も含めて、積極的に参画するしかない・・・、ほぼそのようですよ・・・、たぶん。

 話の裾野が長くなりましたが、そうした備蓄の買い出しの際にも、上に上げた自転車は最適でしょう。多少食べて飲んでいれば、ガソリンがなくてもどうにかなるんですから。

 砂漠のような東京を悠々と買い出しにキャラバンする、ラクダのようです・・・。

 今後、大気中の放射性物質はどうなるんでしょう?そして、飲料水に含まれる放射性物質の量も気になります。

 日々、公が発表する、データなどについては、しっかりと確認している次第、今後これ以上ならないように、祈るのみです。

 ただ、転んでもただで絶対に起きないように、今のこうした状況をしっかり利用して、より共生へ向けた方向へシフトしていかないと!と、相変わらず自転車をいじりながら考えるわけです。

 桜が咲いたとか・・・、ある意味夢のような現実である、慌ただしい三月ですね!
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この記事に対するコメント


こちらはおまじないみたいなものかもしれませんが家の井戸水を南部鉄瓶でグラグラ沸かしてから飲みました。果たして安全な井戸水かはさっぱりわかりませんが鉄瓶の鉄分と余計なものが結合してなんとかなるんじゃないという・・・。トリハロロなんとかくらいは大丈夫かな。しかしながら子供が小さい場合はなんとかすればなんとかなる次元ならあとで後悔しないためにも動くしかないですよね。
【2011/03/29 11:57】 URL | ナイナイチー #- [ 編集]


!いや、うっかりしてました。東都生協、こっそりと乳児用の水を確保しつつあり。日田天領水。大した量ではない(たぶん2Lボトル1本くらい)けど、ご母堂から連絡してもらえば乳児のいる家庭には優先的になんとかなる、ハズです。なんせ詳細不明なのです、大混乱で。ちょっと言ってみてください。
【2011/03/29 23:39】 URL | 河田 研 #- [ 編集]


井戸は、結構以前がら近くに掘りたいなあ、なんて思っています。
三鷹でお世話になっていた農園では、十メートル掘って出てきたそうですよ。
【2011/03/30 20:01】 URL | 狸サイクル #- [ 編集]


河田さん。流石に焦りましたよ。ただ、今は公的データーでは安定しているようです。
母経由でお願いすることもあるかと思います、その際はよろしくお願いいたします。
【2011/03/30 20:02】 URL | 狸サイクル #- [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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