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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

痛いところに手の届くパーツ ムーンサドル

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 何気なく自転車の脇を通り過ぎて、アレ?と思って、振り返ってみると・・・何やらイルカのしっぽがついている。

 フーンと思って数歩行くと、ハテ?何か足りないなあと思って、再度戻ってよく見ると、サドルがない・・・。

 というかこのイルカのしっぽは一体何?と暫く見ている内に気づくのが、なんだこれサドルだったのか?ということ。

 サドルというものは、多少の差こそあれ牛の頭のような形をしてるという先入観からすれば、瞬時にサドルの有無について違和感が沸いたというのは理解できます。
 
 実に店主がまさにそうでした。

 もう一度よく見ます。

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 やっぱりイルカのしっぽのような形をしています。これがサドル?なのかい?


 最近では必要ないと判断したのか,従来のサドルの先端部分を切ったハートのような形をしたものは見たことはありました。しかし、ここまでしたのを見たのは初めてです。

 で、実際お借りして走ってみました。

 なんか止まり木に腰掛けているようで、ちょっと不安感はありますが、ある意味ちょっと画期的な発想かも知れません。

 サドル問題といえば、深刻な方はそれはもう大変な問題らしいです。特に女性に関しては・・・。

 店主は幸い、サドルにうるさい方ではありません。カシマの鰹節級の硬いサドルでも、百キロ越えのツーリングぐらいへっちゃらです。

 イヤなのは柔らかいタイプのもの、それ以外なら・・・まあ大体なんでも大丈夫です。好きなサドルは確かにありますが、それがないとダメ、というほどではありません。

 しかし、サドルにうるさいお尻の持ち主は、確かにいらっしゃいます。違和感程度のものから、極度の痛みまで、ハテは前立腺・・・、粘膜・・・と実に超個人的な領域まで話が入り込んで参ります。

 まあ、場所が場所だけに、説明や相談もはばかれる・・・何て事もあるんでしょう。

 そういう状況すべてひっくるめて、サドル問題は決して小さな問題ではありません。

 そうした状況下で、ポッと出会ったこのムーンサドルというのだそうですが、コイツは少なくとも痛みに関しては、大幅に軽減してくれると思われます。

 痛みの多くはあのサドルの細くなる部分に関わっているようですが、それがこのサドルにはないんです!

 ですから、少なくとも従来の痛みからの解放はあるかと思いますよ。

 ただ店主もこのサドルで一キロも走っていないので、実のところ実質的なコメントはできません。実際五十キロ以上乗り続けて、どう出るか?なんていうのがサドルの試し方ですからね。

 とはいっても、この形、なんで今まで思いもつかなかったのか?というのがまるでコロンブスの卵のようで、悔しいというか、やられた!というか、人の先入観の深さというか、色々感じさせられるものがあるわけです。
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 このサドルが自転車にとって本質的に効率が良いかということはこの際、論じる技量はありません。

 そして、通常のサドルが座りつつなおかつ両足を交互に動かすには、適切な形である・・・と、百年以上の歴史が物語っているのかも知れません。

 でも、単純にこういう形のものがあっても良いよね・・・、というところにさえ、全く気づかなかったという、不覚ぶりというか、サドルというものはかくあるべしという固定観念の頑強さに、店主はバットで後頭部を叩かれたような衝撃を得たんですわ。

 片腕の方のための二本引きのブレーキレバーもしかり、ちょっとしたことでかゆいところに手の届くものって考えられるし、作られるはずなんです。

 このサドルにしても、痛いところに手の届いているサドルですよ。今後まだ研究の余地はあるかも知れませんが・・・。

 こうあるべきものだ、そういうことはそもそもできないことだ。という、タブーとまでは言われないまでも、今まであまり積極的にやってこられなかったことを、あえてやってしまおうというのが当店の基本姿勢であったはずです。

 既存のあり方はすべて疑え!素人だからこそ思いつくところに、プロでは思いもつかないような宝のような発想があるかも知れない、自分で思いつかないことだからこそやり遂げることがスキルアップにつながるんだ!

 というような、発想の下やってきたはずなんですが、どうもまだまだ甘かったようです。

 もっと、しっかりリセットかけて、守るべき流儀や姿勢は横に確保しつつも、新たな発想や考え方に基づくものをも取り入れていかないと、いつかは脳梗塞になっていってしまうでしょう・・・。

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 これじゃなきゃだめだ・・・、といものが、なきゃないなりに何とかなるわ、と気づいたとき、いろんな意味で人間は太く、強くなれるような気がします。一歩前に出たんですから。

 このサドルは、ある意味店主にとっては衝撃的な象徴になるようなものかも知れません。

 サドルの形なんて、もっと枠を外して考えたって良いんだ。

 ズシーンと、自転車の持っている可能性の、その膨大な潜在的質量に気づかされたような気がしました。

 まだまだ自転車はありそうですね。そして店主などはまだ甘い・・・。

 なんかまたスッキリしました、新たなリセットの予感です。どうリセットが起こって何が生まれるのか?

 日本国じゅう、リセットの予感です!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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